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2006.11.23
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カテゴリ: 萌え映画
BSで放映中のヴィスコンティ特集の、この作品はある意味目玉の一本でしょう。
これもまともに見るのは20年ぶりぐらいかも。
日本ではずいぶん日が経ってから公開されていて、製作は1972年だけど、岩波ホールで初公開されたのは80年代に入ってからだったような気がする。探せばまだパンフレットとかも残っているかもね。公開当時は、王が謎の死を遂げた後の、関係者の証言をはさんでのオールフラッシュバックの手法だったので、あまりのめりこんでは観られなかったように覚えている。散漫というか、とにかく長すぎて。
人も時代も退廃・お耽美路線の白眉で、もう萌えどころ満載、だったはずだが。
バーガーがこんなに青い目だったとは、初めて気がついた。あと相変わらず美しいジョン・モールダー・ブラウン。きれいな頃に2、3本主演作があったけど、今はどうしているのだろう。
ワーグナーの傲慢さ、輪をかけてすごいのが王から手練手管の限りを尽くして愛人ワーグナーのために金を引き出そうとするシルヴァーナ・マンガーノ演じるコジマ。シシーを演じるロミー・シュナイダー、アラン・ドロンの嫁さんだったナタリー・ドロンの恋人というわけのわからない覚え方をしていたマルク・ポレル。
ルードヴィッヒが顔のいい給仕(カメリエーレ)や小姓や俳優ばかりをそばにおいて、衆道の限りを尽くしていたかどうかはわからないが、シシーに恋心をよせる童貞の若き王が、政略結婚で家柄だけはいい愚鈍はソフィーと結婚するあたりからおかしくなるんだよね。
美食の限りをつくしたせいか、歯はおはぐろみたいにぼろぼろだし、弟のオットーは哀れ戦争で心を病んで狂ってしまうし。この当時にドイツは小国乱立なのかな? 国が戦争に負けて疲弊しまくっているのに、現実逃避で趣味の限りをつくして蕩尽する王様。なんで誰も止められないのか。宰相とか摂政みたいな人間はいなかったのか。負け戦を途中で放棄して「王はこの戦争には興味がない」なんていっちゃって、あんたはアホかと。
同族婚を繰り返して血が濃くなっていくと、ろくな人間が生まれてこないという証左だよね。






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Last updated  2006.11.23 23:46:57
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