WOWOWで、昨年BBCで放映されたゲイが主人公のテレビドラマ“Line of Beauty”(邦題:愛と欲望の境界線)を観る。原作はアラン・ホリングハーストのブッカー賞受賞作。イシグロカズオの『日の名残り』もブッカー賞だったな。日本で言うと芥川賞みたいなものか?
舞台は80年代、サッチャー政権下のスノビッシュなアッパークラスの人間模様。仕事への野心、自分を取り巻く人間関係のなかで悩みながらもゲイを貫き、エイズに怯える主人公の話。ここまではしょってあらすじ書くと、なんか実もフタもないな。とりあえず、お坊ちゃまたちの野望と享楽と破滅がいっぺんに味わえる。いやあなんて80年代的な。ゲイ、バイ、自傷癖のある保守党議員の娘とか出てきて、当然コカイン吸いまくり。ブラッド・イーストン・エリスの“Less Than Zero”のイギリス版だな。