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2007.05.05
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カテゴリ: いろいろ
ウィーンの何が好きかと問われると、街の秩序と古いものを大切にしているところ。


主要産業:観光というのは、京都あたりもそうだけど、市民一人ひとりにまでその意識が徹底されているから、だれもがやたらと親切だし、世界中から音楽好きが集まってくるから、クラシックがクラシックである限り、あと300年ぐらいは安泰だろう(根拠のない推論)。食べ物も自分の中ではベスト3に入る。他の物価は高いのに、食べ物のCPはいい。

さてベルヴェデーレ行った日は、明るいうちに宿に戻って来られたので、シュトラーセ西側のアンティーク街のウィンドウを覗いて「買えるものがないっ(泣)」と庶民の身を嘆き、本屋を覗いて「読めるものがないっ(怒)」とおのが語学力を嘆き、スーパー寄ってワインとつまみを買う(あうう庶民……)。

部屋でフレッシュブラックベリーをポチリポチリ食べながら、買い込んだワイン飲んでプチ幸せ。ダブルポリフェノール! チーズは朝食に出た中がクリーム状になっているのが美味しかったので、銘柄をたずねて、売場で探したけど同じものはなかった。なので、ホテルのダイニングのスタッフに、「朝食で食べたチーズがおいしかったので、今、部屋で食べたいので分けてくれ」と交渉する。こういう、どうでもいい交渉ごとが成功するとうれしい。なるべくオーバーに、相手を褒めたおしてお願いするのがコツ。5分ぐらい待って、厨房のスタッフがホールのまま抱えてもってきて「どのぐらい切る?」とジェスチャーしたので、2切れ所望して紙皿に載せてもらう。クラッカーは部屋になぜか何種類か山盛りだったので、この日の夕食はワインとチーズとクラッカーとフルーツでおしまい。一人だと、ちゃんと着替えて外で食べるのは1回ぐらいだから、食費が安くあがる。

ところでこのチーズ、スタッフには部屋番号と名前を告げたけど、チェックアウト時にカウントされてなかったので、必死で伝えたけど、イレギュラーな出来事はいちいち覚えていないらしく、「気にするな。お前が心配することはない」と言われて終わった。いいのか、本当に。
英語のチャンネルを見ながら、ウィーンカードの説明読んでいると、やっぱりユーロになってなにもかも値が上がっているなあとひとしきり嘆く。

常宿(といっても4回目)のカイザーリンエリザベートは相変わらず家族経営で、フロントには英語のおぼつかない老けたジャック・ニコルソンしかいないが、明日の夜のシュターツオパーの席を1枚予約してくれと頼む。小さくても老舗ホテルだと、たとえ劇場のチケットビューローでソールドアウトになっていても、どんなツテを使うのか知らんけど、魔法のように当日券が取れたりする。ただしコミッションは25%。高いよ……。やったことないけど、ウィーンフィルのチケット(国立歌劇場はラクにとれるけど、こちらは至難)だって、袖の下次第で取れるにちがいない。一回行ってみたいなあ楽友協会。



シュターツオパー(国立歌劇場)では、いつも日替わりでオペラやバレエを上演しているので、短期滞在でも観る気になれば毎日違う出し物が観られる。その日はちょうどR・シュトラウスの「ダフネ」をやっていたけど、客席は空席もあったから、チケットビューローで買えばよかったよ。シュターツオパーなんて宿から歩いて行けるのに、シェーンブルンで6時間以上歩き回ったら足がガクガクで、パンプス履いたら歩けそうになかったので、遠回りになるけどタクシーを呼んでもらう。そして一人なんちゃってセレブ。一幕ものなので、幕間の余韻とかないんだけど、早めにはねたので、部屋でシャンパン開けて一人プチパーティー。あーあ。あと2日延長して滞在できれば、小澤征爾の「さまよえるオランダ人」が観られたのに。ちょっと残念。

それにしても、オーストリーマルクの頃は、紙幣デザインがこれでもかというぐらい全種類作曲家で楽しかったけど、ユーロの札はつまらんな。なくなってしまうなら、モーツァルトの紙幣(200オーストリーマルク)とっておけばよかったよ。あれ、好きだった。

過去訪れた2回とも冬だったので難攻不落に思えたシェーンブルンの庭もグロリエッテの丘まで歩いたぞ! もう途中、すべてが一面芝生のグリーンと水と咲き乱れる花!花!花! じいちゃんはこれを見せたかったのね。そりゃもう美しかったが、どこまでいっても人工的であることには変わりない。ロンドンだと市内中心部にもかなり広い公園が点在しているけど、どこまでいっても石造りの景観が続くウィーンは、市外にこないとグリーンがない。それもこうした人工的な城の庭しかないように思える。
それにしても、この広大な王宮の庭には動物園まであって、宮殿と同じ色したキリンがいた。のんびり庭を散策していたらたっぷり往復3時間かかって、王宮内のギャラリーなんかも歩き倒したら、もう夕方には膝が笑っちゃうほどがくがくになった。
美術館もそうだが、本当に向こうの城ってよく歩かせるよな。万歩計もって来るんだったよ。でも日本みたいにリノリウムの床じゃないので、疲れ方は多少ましだけど。あ、でも石畳の道はやっぱり疲れるよ。

今回、久しぶりのウィーンで感じたことは、かつては東洋人といえば、ほとんど日本人だったが(在留邦人は1500人ぐらいいるはず)、今回は韓国人と中国人もかなり目についた。かれらははばかることなく往来でも大声で話すから、丸わかり。きっと自分の娘や息子を音楽留学させている富裕層の家族が遊びに来た、というシチュエーションなのかもしれない。日本が追い落とされる音がウィーンでも聞こえたのであった。あと、伊勢丹がなくなっていた(そう、ウィーンには伊勢丹があったんだよ)。

オペラのチケットぐらいしかお金使ってないので、乗り継ぎのスキポール空港でぶらぶらお土産を物色。デンマーク製のニシンの酢漬けを探したけど、手に入れられず。きゃべ2を知るまで、速効の二日酔い覚ましだったヴンターベルクを見つけ、懐かしさのあまりバンドル買いする(笑)。しかし初めて知ったが、これ自身ものすごいアルコール度だった。

だらだら書いてきて、今頃気づいたけど、画像がないんだな。説得力ゼロ。
旅行にカメラを持っていく習慣がないので、使えない携帯もゼロハリに入れっぱなしだった。
あ~あブロガー失格。





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Last updated  2007.05.08 22:32:08
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