日々是徒然

日々是徒然

PR

×

Profile

思緒里

思緒里

Calendar

Comments

aki@ Re:生きてます(11/23) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
ヌテラ親父@ Re:ロシェチョコ≒ヌテラの謎(02/28) 10年以上前の記事にコメントするのもナニ…
ぱるるもん@ Re:『プライド(12)』一条ゆかり(02/20) 漫画はお嬢様と貧民育ちの対決構図だと思…
グリーン@ Re:『プライド(12)』一条ゆかり(02/20)  本当に最悪な結末。萌の留学が面白かっ…
とうりすがり@ Re:ダウナ(11/23) >楽天なんかで見ると、かさ高180以上のポ…
ダウナ@ Re:長い長い羽毛布団の話(11/23) ダウナはやはり特別ですね。 布団側も特殊…
ダウン@ Re:長い長い羽毛布団の話(11/23) ダウナはやはり特別良いと思いますよ。 側…
思緒里 @ Re[1]:総決算(12/27) gooddesignさん わああご無沙汰です! も…
gooddesign@ Re:総決算(12/27) あけましておめでとうございます&お久し…
マイコ3703 @ コメント失礼します(* >ω<) 最近読んだブログで1番気にかかってしま…

Archives

2026.10
2026.09
2026.08
2026.07
2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01

Keyword Search

▼キーワード検索

2007.05.11
XML
カテゴリ: いろいろ
今日は精神的にしんどい一日だった。

いずれも40~50代で発症し、世間に公表している勇気ある方々だが、現実は厳しい。

オブザーバーとして2時間ほど出席したけど、4人のうちお2人は、まだ全然普通に会話もできるし、とても聡明な方のように思える。

一人は早稲田の弁論部出身で、スペイン語がペラペラだったという奥様で、若年性アルツハイマー症を発症。われわれとは普通に会話できるのに、家では料理ができなくなっているという。ご主人に「いつ異変に気づきましたか?」とお聞きしたら、いつも奥様先導で計画をたて、2年に一度ご夫婦で出かけていたスペイン旅行の最中に、「明日はどこに行くの?」とたずねたことだっという。そして次第に基本的な生活能力が失われていった。

もう一人は茅ヶ崎市役所の公務員だった方。ピック病という、まだよくわかっていない認知症のせいで、万引き騒動を起こし懲戒免職。新聞報道もされ家族は仕事も地域からの信頼も失った。ご長男は婚約者とも別れたという。病気のせいとわかっても、懲戒免職は翻らない。とてもダンディな方で、オフホワイトの麻のスーツがよく似合ってらっしゃる。なのに奥様に言わせると、朝と夜とでまったく別人格のようになってしまうらしい。おかしいと気づいたのは、毎日毎日、トイレットペーパーを買ってくるようになったことだったという。

認知症の症例とその対応については、さんざん取り上げてよく知っていたつもりだったけど、高齢者のそれと大きく異なるのは、働き盛りなのに仕事に就けないことと、社会的な認知が進まないこと、デイサービスに若年性専門のところがほとんどないことだ。
難病指定でもなんでもないからなんの保障もないし、介護保険の適用は受けられるが、身体の機能はなんら問題はないから、介護保険といってもデイサービスぐらいしか使えない。しかし肝心のデイサービスはお年寄りばかりで、やっていることは老人の幼稚園。いたたまれないだろう。なによりまだ就学中のお子さんのいる方も多く、収入の道を断たれれば家族はその日から路頭に迷う。

アリセプトが効いているうちはいいが、それも効かなくなると安定剤で不穏を抑えるため、抜け殻のようになってしまうという。しかも日本ではまだアリセプトしか使えない。


がんならまだ、自分で考え、死に支度ができる。今週の「AERA」では、厚労省が進める在宅医療でがん患者が見捨てられている現状をレポートしていたが、緩和ケアやホスピスにはお金もかかることを、入院時からきちんと患者と家族に説明するような体制がととのっていない。そしてなにより受け入れ先(末期がん患者の訪問診療や訪問看護)が限られている。
でも認知症は、命に別状はなく(アルツハイマーになると老化のスピードは速いそうだが)、次第に自分というものが失われていく恐怖と闘わなければならない。どなたも異口同音に、告知されたときは「どうして私だけがこんな病気になったのか」と、毎晩泣いていたという。

認知症の方からじかにお話をうかがえるのはとても貴重な体験だったが、われわれができることは何だろうと考えてみる。直す方法がないなら、せめて医療分野の人たちには専門的なケアの手法を確立してもらいたいし、われわれは正しい報道を通じて、なんとか若年性認知症専門のデイサービスの整備や就労雇用の場を作ってもらうための予算をとってもらうよう厚労省に働きかけることぐらいしかできない。

「いずれ必ず直せる方法が見つかる」と長谷川先生あたりはいつもおっしゃっているが、それがいつなのか、この方たちに間に合うのか。脳のことはわからないことが多すぎる。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.05.12 00:07:49
コメント(1) | コメントを書く
[いろいろ] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


専門ではないけど  
老人性の認知症は、昔から『神様のプレゼント』と呼ばれていて、認知症があるゆえに悲しまなくて済むことも多いと評価されていました。でも、若年性認知症は、理解もされにくいし、難しいですよね。

現場にいても厚生労働省が、そういうことに力を入れているという感じは、正直ありません。どちらかというと、自分たちが15年位前に『医師過剰時代が来る』と言い切り医学部の定員を減らした、それによる医師不足を何とか、責任逃れしようとしているのに、一生懸命。…。どう考えても、自分たちの判断ミスだろうに…。現在地方都市の中核病院で救急の受け入れを拒否せざるを得ない状況となっているのは、全部、当時の厚生省が悪いんですよね。

そんな厚生労働省が考えているのは自分たちの保身。いつも目先のことしか考えていないんですよね。もっと難治といわれている疾患にも目を向けて欲しいものです。うんうん。

若年性認知症そのものには詳しくないですが、現在の厚生労働省が無能なのは確かです。辛口になりましたが。笑^^

(2007.05.19 09:46:23)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: