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さて、昨日三越で線香買おうとして、その値段に中指立っちゃったが、そういえば家の近くに、線香屋があることを思い出した。周囲がどんどんマンションになっていく地域で、小さな木造平屋は目立つのだ。
う~んやる気のなさそうな死んでいる店だ……でもカーテンが開いているのでおそるおそるガラス戸を開ける。
おお~あるじゃないか! 1000円前後の欲しかった線香が。
なにやらヒノキの香りぐらいまではいいけど、ラベンダーとかリリーとか、なんか洋花系の香りがかなりある。色もピンクとかイエローとか、すごい。
「あのー、こういう変わった香りのお線香も、お仏壇用ですか?」
「ええ、お好みですから」
というわけで、「煙の少ない森の香り」とやらを買う。
ふと壁側のショーケースに目をやると……げげっ、昨日の36000円どころじゃないお香が!
ああ、これは香道で使うお香か。
5センチ四方ぐらいの小さな桐箱に入って12万とかする。
ああ、あれか?
正倉院に収蔵されている、歴代の権力者が所望して削り取ったというランジャタイみたいなもんか?
香道……そんなもんもあったなあ。ていうかやらされたなあ。
和事の習い事は母親の趣味で、茶道華道香道琴三弦やらされたけど、結局上に行けば行くほどお金のかかる世界だった。銘だって号だって師範の免許だってお金で買うようなものだ。
茶道と華道は型を知っているだけでも、なにかと役には立つものだけど、基本的にワビサビとかどうでもいいし、なんであんな竹の茶杓が何千万もするんだとか、理解できない人なので、
こういう、お見合いの釣り書きにしか役に立たないものはつまらなかった。
でも、小学校の頃やった、小さな浅い箱に砂を入れて枯山水を造っていくのは面白かったな。あれはなんだったんだろう? 箱庭療法?
ご無沙汰日記 2015.02.04
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