after 5 lesson

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関係者


あんまり思い出したくない記憶。。

【交通事故】


付き合っていた彼氏と別れることになり
未練タラタラの私は寂しい毎日だった

だいたいフリーになった時点で「取りあえず」って感じで
即席カップルでも作るかのようにお声が掛かる。。。

未練の残る私が「好きな人がいるから」と断ると
「どーせ付き合ってないじゃん」なんて蹴っぽられる始末。。。(;一_一)むぅ。。

だけど私にだって 好み ってモンがある。。。

脅し賺しで相手を決められたんじゃたまったもんじゃない。。。

「こいつホントにィィ奴なんだよ~付き合ってやれよ」

(じゃあ先輩が付き合ってあげればィィじゃない・・・)

「俺がこれだけ言ってんのに付き合えね~のかよ~」

(なんでアナタのために付き合わなきゃならないの・・・)

「オマエ絶対後悔すんぞ!!」

(いくらでもさせて頂きます・・・)

そんなこんなを3日も続けていれば諦めて帰っていきますけど。。。

その時は少しだけ状況が違ってた。

普段は違う先輩が「付き合ってやれよ~」なんて言うのは
単なるお節介で、冷やかし半分みたいな感じだったんだけど、
その時はホントに恥ずかしがり屋で口に出せないタイプの人だった

自分勝手で自己主張が強い集団の中で、
その人はホントに皆から好かれていたみたいだった

口に出せない人だから・・・ 強く言えない人だから・・・
簡単に諦めた振りして心の底では燻っていたんだと思う。。

私はそれに気づかなかったし、あまりにも相手を知らな過ぎた。

それに気づいてくれたのは私のことを好きでいてくれた男の子。
後輩だった。

皆知ってた。私も知らないふりしてただけで気づいてた。
その子が私に寄せてくれてる好意。

だから、私を庇うように間に入ってくれたことを誰も不思議と思わなかった。

なんで甘えちゃったんだろう。。 
気づいてたのに知らない振りして、都合のいい時ばかり使うような真似して。。

いつもニコニコしていい子だった。皆に優しい子だった。
私も含め気の強い自我の激しい集まりの中で中和剤のような存在だった。

「今日は皆で出るそうですから家で大人しくしててくださいね」

年上なのは私の方なのに、包んでくれるような優しい言い方で私に告げた

守らなきゃいけなかったのに、死んでも守らなきゃいけなかったのに。。

なんで守らなかったんだろう。。

友達の家にいて暇だったから何も考えずにコンビニへ出かけた。
まさか会うとは思わなかった

そんな偶然あるなんて欠片も考えなかった。

私を見た瞬間にアクセルが上がったのがわかった。
「怒ってる?」って思った瞬間に衝撃音が響いた




無口な彼は塀の向こうへ。。

優しい彼は空の向こうへ。。

何も無い私は逃げた。。

耐えられなかった。いられなかった。皆の目が辛かった。
私だけ残れなかったんだよ。。

私はまだ逃げたあの頃と同じ。。 
まだ瞬間のことが書けない。
いつか書ける日がきたら心からの「ごめんなさい」を言います。

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