未来へ
その時 人は輝きに満ち溢れ 突き進む力を生み出す
そして 突き進む毎に少しの不安を身に纏い
やがて その不安に囚われ 身動きが取れなくなる
我武者羅に手足をバタつかせ 必死にもがき
不安から逃れようとするが 逃れられない
どうする事も出来ない 逃れる事が出来ない
その事実から 「諦め」を覚える
一つずつ 夢を諦め
少しずつ 希望を捨てる
やがて その手に残った僅かな夢や希望も
自らの手で握り潰していく・・
そして ０になった自分を知り
全てを失ったと嘆く
嘆くだけ 嘆いてごらん ？
喚くだけ 喚いてごらん ？
そして 何も無くなったはずの今までを
振り返ってごらん ？
夢を失った 希望を失った
全てを失った 過去がある・・
現実があり 失望があり ・・経験がある
たとえ全てを失ったとしても
失ったと言う過去は残るだろう
記憶として 経験として 思い出として
そこまでのプロセスが自らに刻まれるだろう
いつか その記憶が自分の宝になる日がくる
いつか その記憶の全てが自らの土台となる日がくる
だから 精一杯苦しめばいい 力一杯 嘆くといい
たとえ何も無くても 何も無いままで
今を精一杯 生きていけばいい
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