Clarte Coaching Office

Aug 4, 2003
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テーマ: コーチング(14)
カテゴリ: お仕事日記



そのラーメン屋さんは、半年くらい前に新店オープンして、思っていたよりも、売り上げが上がらないので、店長さんはそのことに関して、
どうして、お客様が来てくれないんだろう?
一体何が悪いんだろう?
って、かなり真剣に悩んであった様子でした。

私は、イチお客さんとして、そこのラーメンと店長さんのキャラが好きだったので、たまに顔だしては、ちょこっと店長さんとお話しながら、ラーメン注文したりしていたのだけれど、
自分が、コーチの仕事をしているということは、しばらく言わずにいました。

だけど、店長さんは「お客様(私のこと)が来るたびに、とても励まされるのが、不思議です。一体どんなお仕事をされてるんですか?」と尋ねられました。

「私は、コーチを仕事にしています。コーチングってご存知ですか?」

「・・・はい。最近よく聞きます。コンサルタントの方ですか?」

「う~ん。コンサルタントとはちょっと違うんですよ。店長さん、いつも悩んでらっしゃいますけど、今一番困ってることは何ですか?」

「こんなこと相談するのも、恥ずかしいんですが、お客様の数が、自分が予想していたより、はるかに下回っていて、何がいけないんだか、全然わからないんです。」

「そうですか。・・・本当はどのくらいお客様が入ると思ってらっしゃったんですか?」

「○○○(はるかに繁盛している、似たラーメン屋さん)くらいは、こちらの方がいいものを出しているから、簡単にお客様が来るだろうと思っていました。」

「なるほど。○○○ですね。繁盛していますものね~。ねえ、店長さん、率直にいって、○○○にあって、ここのお店には無いものって何だと思いますか?立地条件ははずしてくださいね♪」

「うーん。活気・・・だと思います。」

「なるほど。店長さんもそう思われましたか!他には?」

------中略

「その中で、一番このお店で取り戻さなければならないものってなんでしょうね?」

「やっぱり、食べ物屋さんだから、活気です。」

「店長さん自身、活気というのは、普段から心がけていらっしゃるんですか?」

「いいえ。僕が一番、活気がないかもしれない。」

「あら。どうしてでしょう?何か、活気を出せない理由でもあるんですか?」

「いや、活気が出せない理由なんてひとつもありません。自分が、そこまで考えつかなくて、怠けていただけです。ラーメン屋のくせに、元気がないところが、なんか、すごくわかってきました。恥ずかしいです。そうか、僕の心がけもいけないな!」

「いやー。売れなくなってきたら、やっぱり寂しくなるから、元気なくなるのもわかりますよ。だけど、活気があるのとないのでは、店長さんがお客様だったらどっちがおいしくラーメン食べれると思いますか?」

「もちろん、活気があるほうですよ。何か自分は、商売と思って勘違いしていたけど、食べ物屋なのに、段々状況を悪くしてたんですね。」

「活気を出すためには、やっぱり客数が欲しいですよね♪どういう手を打ってみます?」

「はい!手始めに以前は、やってたけど、やらなくなっていたチラシの配布をもう一回、初心に戻ってやってみようと思います!!なんか、やる気出てきましたよ!がんばらなきゃな!」

そう言って握手を求められて、私はその日はそのラーメン屋さんをあとにしました。

それから、ずっと忙しくて、やっと今日寄れたのです(*^-^)。

今日見た店長さんは、この前よりも全然明るくて、「いらっしゃいませっ!」という声も大きくて張りがあって、ちょっとびっくり!

「こんにちは!あれから、色々工夫するようになって、おかげさまで最近は、段々お客様に来ていただけるようになってきて、雑誌の方がお店の紹介写真を載せてくれるという問い合わせがあったり、高校の時の仲間(飲食店関係の連盟を持ってるらしい)が、宣伝してくれたりして、いいほうに進んでいます。」

「わあ!よかったですよね!!店長さん、すごく明るいですもん。いいことあったんだってわかりますよー♪」

「いやー、これもですね、あのコーチングのおかげなんですよ。あのコーチングがなければ、ずっと立地のせいとか、商品のせいとかにしてたと思います。チラシを配るのでも、色々ポイントがわかってきたし、配ったお客様にきていただけると、嬉しくて自然と活気が出てきます!本当に、ちょっとしたきっかけで、こんなに変わるものなんですね!」

「いやー、そんなそんな。一回それらしき会話をしただけですから、そんなたいしたもんじゃありません。店長さんのがんばりが報われてきたんですよ♪」

「僕は、知り合いの社長や重役がお店に来るたびに、このコーチングの資料と矢次さんのプロフィールを見せて、こんな会話をして、こんなによかった、これがコーチングだって、みんなに宣伝していますよ!よかったら、この前宣伝しといた○○さんに会ってみてもらえませんか?きっとお役にたつと思います。僕も早くもっとお店を繁盛させて、(私に)恩返しがしたいです。」

振り返って、私は何も特別なことをしたわけではなく、
ただ、コーチング的な会話をして、質問をしただけです。

店長さんは、自分の中に答えを始めから持っていて、それを何故だか思い出せていなかっただけです。

質問に答えていくうちに、自分で、気付かれて、自分で方法を見つけられた。

そして、実際に頭を殴られるような衝撃的な気付きがあったからこそ、率先して、行動に移された。

コーチングの流れって、こんな感じです。

ちょっとしたきっかけで、よくも悪くも転ぶのだな~と、つくづく実感し、ちょっとしたきっかけを作ることができた職業に自分がついてることを、密かに誇りに思いました。








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Last updated  Aug 9, 2004 09:39:57 AM
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