Clarte Coaching Office

Aug 6, 2003
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カテゴリ: cinema
【英雄~HERO~】

この話は、秦の始皇帝が中国を統一する前の段階で、いろんな刺客に命を狙われていた時代の話です。
3000人でも適わなかった有名な3人の刺客を倒してやってきた無名(ジェット・リー)の話を、秦の大王(のちの始皇帝)が聞く、という過程で、話が2転、3転してもつれていき、最後には・・・・という内容です(笑)。
こんな説明じゃちっともわかりませんね( ̄m ̄〃)

6月あたりから、映画に行くたびずっと流れてた、【英雄】の映画の予告編を見ながら、『う~ん、これって、どうなんだろう~~??微妙、だなあ!!』

と、行くか行かないか決めかねていたところだったので、試写会に行けたのは、とてもラッキーでした。

私の微妙、だなあ!と思っていたポイントは、ワイヤーアクションとCGが、これでもか!って具合に入ってるところが、『やりすぎなんじゃ・・・?! ストーリーに入り込めないかも??』という不安を残していたからで、
でも、怖いものみたさ的に、『そこまで、やりすぎだったら、やりすぎなところも見て見たい気もするのよね~!』って気持ちも否めないヾ(>▽<)o

武の道を極めた人達の話っていうのは、基本的に、考えさせられる要素が多くて、好きなジャンルでもあるし。
ジェット・リーは動きが美しくて、好きなんだけど、顔を見るといつも、オスギとピーコさんを想像してしまって(私だけでしょうか?)くすぐったい気分になってしまうのです♪

複雑極まっての、微妙、という心境。

そして、最後まで観た結果も、また微妙、というか、コメントのしようがない、個人個人の観方によって、全然違うだろうねー、という感想を持ちました。

私がすごいな、と思ったところは、シーンの内容(心境)によって、背景や、衣装の色がすべて変化していて、その映像がすごく美しくて、切ない気持ちになったところ。

赤=激情と嫉妬
藍色=ロマン
白=真実
緑=回想
黒=神秘・秦のイメージカラー(死)

という設定になっているのだそうです。
私は、赤と藍色(青)のシーンが好きでした。

チャン・イーモウ監督は赤(紅)の色が好きなのか、アジアンカラーだからなのか赤の使い方が上手だな、と思いました。

ちなみに世界共通の色の意味は、赤が男性性(戦争)で青が女性性(平和)。
日本の女の子には赤を着せて、男の子だから青を着させるという昔ながらの習慣は、日本独自のもので、世界共通の常識では、ないので、ご用心♪

さて、今回、私が心を打たれたのは、残剣(トニー・レオン)の演技と残剣的生き方です。
彼は、書の道から、武の悟りを見つけ、その悟りに従って、愛に生きたいと思う、刺客3人の中では、一番強いのに、強いからこそ、大きな考えを持って、最終的な平和を考える人。

そこの苦悩をうまくトニー・レオンの哀愁で表現されていたなーと思いました。

ただ、気に入らなかったのは、女優二人の使われ方かな~。
なんか、見栄えのいい飾りみたいな使われ方だったので、マギー・チャンとチャン・ツイーって割と演技派だと思っていたので、活かしてなくてもったいない気もしました。(個人的ながっかりです)

ストーリーは、すごく壮大で、繊細で、勇敢で、『儀』があって、私は大好きでした。

秦の始皇帝については、まだ解明されてないいろんな話があるようですが、この話も本当にあったんだったら、ますます、始皇帝はミステリアスだな~と思ったし、そんな悟りを開いた人だから天下を初めておさめられたんだったら、刺客たちも本望だったかな~?

とか、ちょっと遠くを見たくなってしまうようなロマンに浸りつつ、家に帰ったら、コーチングの電話待ちだあ!ということで、今日も結構、大忙しなスケジュールでした~!

試写会の当選ってどうして、あんなにギリギリなんでしょうね?

ラッキーだけど、いつもスケジュール調整に焦ってしまいます(* ̄∇ ̄*)(嬉しい悲鳴)。






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Last updated  Aug 9, 2004 09:41:12 AM
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