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ボックスアート
以前紹介した「 魔術師戦争
」の拡張。基本セットのデザイナーはTom JollyとKevin Wilsonだが、この拡張のデザイナーは「スターウォーズ:Xウィング」や「ブラッドボウル:チームマネージャー」のJay Little。パブリッシャーは変わらずFantasy Flight Games。
若手魔術師たちがギルド長の座を賭けて迷宮内でドンパチやってるところに、数百年前の魔術師戦争で敗北した死霊術師が復活して乱入してくるという設定。これだけで心躍るなw この死霊術師を表すフィギュアのほか、フロアタイルやポータルも追加され、最大5人プレイができるようになる。
5人用マップ。バトルロイヤルゲーだから、マップが広くなって人数増えた方がずっと面白くなるだろう。
この拡張のメインは、もちろん追加カード。新たに「呪術魔法」「混沌魔法」「死霊魔法」の3つの魔術学派が追加され、それぞれに個性的な特徴がある。
呪術魔法は相手を呪ったり、魔法の罠を張ったりする。左の呪文は相手に1D4+1ダメージを与え、持続している限り追加の1ダメージを与え続ける。右の呪文はマスに魔法の罠を張り、そこに入った魔術師は手札を1D4枚捨てなければならない。
混沌魔法は何しろ混沌なので、術者にも何が起こるか分からないものがあるw 左の呪文は術者が受けたダメージを1D4減らす。右の呪文は自分の拳にかける持続呪文で、他の魔術師を殴るたびに、通常のダメージではなく1D4して表を参照した結果が発生する。4ダメ与えたり手札を2枚盗んだりと、相当強力だ。
死霊魔法は生死を司る。左の呪文は攻撃のダメージを増やし、相手が1点でも負傷すれば自分の負傷を回復することができる。右の呪文は頭蓋骨の下僕と呼ばれるゴーレムを作り出し、そのゴーレムを起点として視線が通る標的に呪文をかけることができる。
また、死霊魔法と呪術魔法には、魔力値が大きいが移動力増加には使えない(呪文の効果を高めるためにしか使えない)「激しい魔力」カードがあり、混沌魔法には供給される魔力値が「1D4+X」となる「ランダムな魔力」カードがある。基本ゲームでは移動力増加が非常に強力で、あまり派手な魔法合戦にならないこともあったので、この拡張を使う場合は死霊/呪術魔法を使わない場合でも「激しい魔力」カードだけ入れた方が面白くなるだろう(そのための選択ルールもある)。
基本ゲームを大きく変えるタイプの拡張ではなく、その枠内で選択肢を増やすタイプだ。なので「『魔術師戦争』が大好きなんだけど、さすがにヘビロテしすぎてちょっと飽きてきた……」というゲーマーなら迷わず買いだ。そんな人が日本にどれだけいるかは知らないがw
BGGの和訳ルール:
基本ゲーム
拡張
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