わくわく着物~着物の愉しみ~ 臥竜亭へようこそ!

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演目案内




 歌舞伎の演目(作品)は、大きくいうと、「時代物」「世話物」「舞踊劇」の三つに分かれます。
・「時代物」-現在上演される作品の成立は、大体が江戸時代なので、江戸時代以前を物語の舞台にした演目をいいます。江戸時代に起こった事件がモデルでも(例えば忠臣蔵)、お上からの取り締まりを避けるため、室町時代に設定されていることが多い(ように思う)。でも風俗は江戸そのままだったりして、時代考証や史実など、ほとんど踏まえられていません(笑)。庶民の娯楽でしたからね、おおらかなのです。
・「世話物」-学生時代、歴史の時間にやりましたね、「和事・荒事」。覚えてらっしゃいますか? 私は自分で歌舞伎を見に行くまで、きれいさっぱり記憶の彼方に埋もれていました。江戸期の町人社会を中心に描いた、いわば江戸時代の庶民にとっての「現代劇」。「曽根崎心中」とか、けっこう21世紀の我々にも理解しやすい演目です。
・「舞踊劇」-読んで字のごとく、踊りが中心になっている劇…っていうかな? 台詞がなく、長唄にあわせて踊るものもあれば、ストーリーの一環で、踊り部分がハイライト、というものもあります。歌舞伎らしきもの、というイメージに、紅白のぞろりと長いカツラをつけた、厳つい化粧の男二人が、グルングルン頭を回すのがありませんか。それが舞踊劇の一つ「連獅子」であります。

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