夏休み日記31☆IKEA鶴浜店＠大阪

オープン一月になる大阪のイケアにダンナと行ってきました。日曜で混雑も予想されるので開店と同時に入店。インテリアショップでこの集客力は凄い。今日の目的の一つは職業的な市場調査、もう一つはお買い物。生活用品で買替を検討中のものがいくつかあります。

IKEAの商品の安さの根本は流通の簡素化とそれに合わせたデザイン設計です。人件費、家賃のかかる対面店舗販売はせず、倉庫で商売しちゃうというもの。ノックダウン式の商品を多く取り揃えて、組立コストや輸送コストをなくして商品価格を押さえています。また有名なデザイナーの作品などを見た目そのままに、作り方を徹底的にコストダウンしてテイストだけを残した割り切った商品展開で、憧れの買えないデザインを買えるデザインにすることで、商売を成功させているのだと思います。客層は小さな子のいるファミリー層、若いカップル、一人暮らしをはじめるフレッシャーなどに向いていると思います。可処分所得の少ない人でも手の届く価格設定。そこは素晴らしいですね。デザインはお金持ちだけものだけではありません。

我が家はソファの買い換えを検討中です。イケアのソファは基本的にはカジュアルモダンなテイスト。スクエアでミニマムなデザインのシンプルタイプ。クラシックな雰囲気を取り入れたタイプ。そして座面、背面にクッションを配置するタイプなどです。カバーの材質、色、柄を選ぶことで見た目はガラリと印象がかわるヴァリアブルデザインで、顧客の多様性に対応しています。多くは寝具を収納しながらソファベッドにもなる仕様を選べるので合理的です。ゲストルームがなく、予備の和室もない家庭では必需品になる可能性がありますね。

次にパーソナルチェア。9000円を切る値段で北欧らしいプライウッド（成形合板）のアームチェアがありました。ダンナとどうしたらこんな値段でできるのか笑いながら首をかしげましたよ。しばらく頭から離れそうにないです。置き場所さえあれば、試しに使ってみたいです。

テーブルは集成材の突板がほとんどです。継ぎ目がすぐわかるあたり、カッシーナなどの高級品などと比べて完成度は劣ります。それでもエクステンションなど機能的な面は押さえられているので、せまい日本の住宅のことは配慮されていると思います。ただエクステンションは普段からテーブルの上に物を置かない生活を前提としていますので、この辺がどうかな。セールストークに終わるかもしれませんね。買った人次第ですね。イタリアの友人宅ではエクステンションを上手に使っていたので、私はいい機能だと思います。他には天板の素材と脚を選べるシリーズもありました。

子供向けのインテリア商品も豊富で、短期間しか使わないとしても納得のできる価格。遊び心があって楽しいものがたくさんありました。うちの子供たちはもうその時期は過ぎてしまいましたので買うものはなかったです。

そろそろ買ったものを紹介。
私のPC用の椅子のアームが壊れていまして、次はアームのないもので長時間座れないコンパクトなスツールを探していました。座り心地がいいとついPCの前に長居して大事な用事を忘れてしまいます。で、買ったのがコレ。

アルバ・アアルトのバーチに瓜二つのスツール。999円。組み立ては家で。構造もほぼ同じです。材質はプライウッド。本物はartek社のもので、技術的にも作るのが難しい白樺無垢材の曲木で３万円くらいです。どこかの図書館のためにデザインされたものですね。アアルトは天国で泣いているでしょうか？逆に笑っているかもしれませんね。小さなスツールにしたことでPC部屋、少し広くなりました。組み立ては私でも簡単にできます。脚先の仕上げが雑だったのでがたつきが心配でしたが、まあ大丈夫かな。PC部屋はカーペット敷きなので全く気になりません。踏み台としても使おうかなと思ってます。

スープ皿