桜餅にも2種類あって、私はこの道明寺で作るものが好きです。毎日食べてもいいくらい好きなのですが、春が待たれるこの季節に食べるのが一番おいしい気がします。桜の葉って本当にいい香りがしますよね。
①桜の葉は、あらかじめ塩抜きしておきます。
②厚手の小鍋に水を入れて塩と砂糖を加え、食紅で薄く色づけます。
③ここに道明寺粉を加え、木べらでゆっくりかき混ぜながら給水させます。
④鍋を中火にかけて煮立たせ、火を弱めて鍋底が見えるくらいになったら蓋をします。
⑤2、3分ほど加熱してから火を止め、そのまま25分蒸らします。
⑥全体をよく混ぜてから再び蓋をし、その間に葉とあんの準備をします。
⑦あんを丸めて皿に並べ、水気を拭いた葉も別の皿に並べます。
⑧お餅を手のひらに乗せて広げ、あんを包んで葉の上に乗せます。
⑨形を整えて葉でくるみ、ラップをかけて3時間以上置きます。
翌日はもっとおいしくなっていました。ふっくらもちもちの粒々感を楽しむには我慢も必要ですね。蒸らし時間は目安なので、芯が残っているようなら更に時間を長くします。鍋によっても状態が変わってきますから様子をみながら作ってみてください。
葉の塩出しはなかなか難しいもの。うっかり香りがなくなってしまったら、あんに少量のシナモンを加えてみてください。入れすぎなければ風味がよくなります。
甘いのがお好きな方は、お餅に加える砂糖を20gに増やしても。あんを減らしたり、お餅をうんと小さくして葉で包み込んだり、葉の塩味を効かせてみたり、お好みの味を作ってみてくださいね。