プリンパン

プリンパン

 しっとりした生クリーム入りの生地でプリンを包み、ブリオッシュ型に入れて可愛らしく焼き上げました。焼き立てはプリンがクリームのようにとろりとして、それはそれでおいしいもの。しっかり冷めてから、外側だけをオーブントースターでカリッと焼くのもお勧めです。




 <材料> 12個分

強力粉 280g


砂糖…大さじ2


塩 4g


バター 10g


生クリーム…40cc


水…160cc


ドライイースト 2.8g



プリン 12個



 <作り方>

①《生クリームパン》を参照して1次発酵まで終わらせます。


材料はまったく同じです。好みで扱いやすい生地をお使いください。

②プリンを型抜きし、皿などに並べておきます。


プリンは出来立てのものは使わない事。一晩以上しっかり冷やしておくと適度に硬くなって包みやすく、カラメルソースとプリンの生地が一体化する部分がちゃんと出来ます。最低でもベンチタイムに入る前に型抜きしておくと、余分なカラメルが流れ落ちて作業がしやすくなります。

③12分割して丸め、5分ほどのベンチタイムをとります。


プリンに対して生地が少なすぎると包めません。包むのに自信がない場合は、生地を10等分にするなり、プリンを少し切り取って小さくするなどしてみては?

④それぞれの生地を丸く平らにのばし、プリンを乗せて包みます。


出来るだけ薄くのばしますが、中心は少し厚みを持たせておきます。ここにカラメルの部分が来るようにプリンを逆さまにして置き、周囲から生地を引っ張り気味にして集めて閉じます。指先が濡れていると生地がくっつかないので、乾いた布巾を用意しておきましょう。プリンを生地に乗せたら指先を拭い、乾いた指でしっかりつまんで閉じます。のびのよい生地なので多少引っ張り気味でも大丈夫ですが、くれぐれも生地を破ってしまわないように。

⑤閉じ目を下にして型に入れます。


型にはあらかじめバターを塗っておきます。大きめのプリン型やマフィン型、タルトレット型などお好きなものでどうぞ。ここではブリオッシュ型を使いました。

⑥ひとまわり膨らむまで15分ほど2次発酵させます。


オーブン内で約15分くらい、全体がふっくらする程度に発酵させます。私はプリンを包むのに手間取るので、半分ほどは《生クリームパン》として成形します。そちらを先に発酵させておいて残りをプリンパンとして成形すれば、プリンパンの発酵が終わった時点で生クリームパンも十分発酵している事になります。この辺は、お手持ちのオーブンや成形の手際などによって調節してみてください。

⑦予熱したオーブンに入れ、190度で10分ほど焼きます。


焼き色がついたら指先でたたいてみて、軽い音がしたら出来上がり。すぐに型から取り出して網の上で冷まします。

 プリンは、市販のものでも出来ます。この場合、ゼラチンや寒天で固めたものは焼いた時に溶けてしまうと思います。あまりやわらかいものも包みにくいので、「焼きプリン」と表示のあるものがお勧めです。


 プリンは冷たいほうが好き。でもパンを冷蔵庫に入れると硬くなってしまいます。ここはしっかり冷めるまで我慢です。冷たくなってから外側だけトースターで焼くのもおいしい。中まで火を通さないように、焼けたらすぐに取り出していただきます。


 2次発酵をしっかりとれば、よりふわふわの生地が楽しめます。発酵を短くすると、少しサクッとした歯応えになります。お好みでどうぞ。



プリンパン

 ◎2003年3月23日製作

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