バナナの蜂蜜紅茶パン

バナナの蜂蜜紅茶パン

 HBでこねていると、だんだんバナナのいい香りがしてきます。オーブンから漂ってくるのも甘いバナナ風味だけ。でもパンが冷めてくるに連れて蜂蜜と紅茶がじわじわと存在感を現します。クセになっちゃうかも。




 <材料> 8個分

強力粉 250g


蜂蜜 大さじ2


スキムミルク 大さじ4


バター 30g


バナナ 70g(正味)


塩 3g


紅茶の葉 2分の1袋


紅茶液 120cc


水 大さじ2


生イースト 5g


  紅茶液

ティーバッグ 2袋


水 100cc



 <作り方>

①紅茶液を煮出し、冷ましておきます。


私は簡単にレンジを使います。スープカップなどの耐熱容器に水を入れ、ティーバッグを浸してレンジで沸騰させます。これに皿をかぶせてしっかりと蒸らします。レンジから出さずにおくと温度が下がらずによく紅茶が出るようです。

②冷めた紅茶液に水を足して120ccにし、残った葉も分量を取り分けておきます。


紅茶が十分に出たらティーバッグを引き上げ、液を計量カップに入れます。冷めたティーバッグもぎゅっと搾って残りの液を加え、更に水を足して120ccにします。残った葉も袋の半量ほど取り分けておきます。

③パンケースに材料を入れます。


粉以外の固形物を入れ、次いで粉、更に適度に冷めた紅茶液をケースの壁に沿って注ぎ、最後に水に溶解した生イーストを粉の上から加えます。バナナは先に入れますが、適当な大きさにスライスしておくほうがいいと思います。ナショナルのHBではこねる時間が20分ありますが、出切るだけ早い時間内に水分調節をしたいもの。バナナやバターなどが大きな塊のままだと生地の硬さを把握するまでに時間がかかるので、量が多い場合にはなるべく速く砕けてくれるほうが都合がいいわけです。

④生地作りコースなどでこね、2倍になるまで1次発酵させます。


⑤パンマットに取り出して8分割し、丸めて5分ほどのベンチタイムをとります。


いかにも扱いにくそうなベタつく生地に仕上がります。ベンチタイム時の濡れ布巾を省略すると少し楽なようです。

⑥丸く成形して天板に並べ、倍になるまで2次発酵させます。


⑦200度に予熱してから100度まで下げ、130度殻じわじわ温度を上げながら焼き上げます。


200度に予熱が完了したらオーブンの扉を開け放し、100度まで下がるのを待ちます。天板に霧を吹いて上段に入れ、130度で4分、170度で9分、最後に180度に上げて6分ほど焼きます。たたいてみて軽い音がすれば出来上がり。網の上に取って冷まします。

 あら熱が取れるにつれて紅茶の香りがしてきます。生地がやわらかいのでつい焼きすぎてしまい、表面が少々硬い感じ。でもその分かみ締めるたびに紅茶が口の中にジワッと広がってやめられなくなります。


 バナナはぜひ完熟したものをお使いください。量が70gあっても熟度が低いと甘味が足りないように感じるかもしれません。そんな時は蜂蜜かバナナを増やすといいかもしれません。


 蜂蜜の種類によっても風味が変わりますので、いろいろ試してみるとよりおいしい味に出会えるかも。一番あっさりして軽いのはアカシヤ蜂蜜で、胃の弱い方などにもお勧め。甘味とコクが欲しい向きにはれんげやミックス蜂蜜で。



バナナの蜂蜜紅茶パン

 ◎2003年2月16日製作

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