芋餅ロール

芋餅ロール

 パンと言うよりはお餅のような食感。砂糖は入っていないのにほんのり甘く、冷めるに連れてなぜかチーズの風味がしてきます。おやつや朝食にはもちろん、和食のおかずにもぴったりの不思議なおいしさ。




 <材料> 10個分

コンチェルト 200g


牛乳 100cc


塩 2g


バター 30g


生イースト 大さじ2



じゃがいも(茹でてつぶしたもの) 140g



 <作り方>

①じゃがいもは茹でて皮をむき、熱いうちにつぶして冷蔵庫で一晩おきます。


じゃがいもの下処理の仕方については を参照してください。なめらかにマッシュしてもいいし、少し塊を残してもおいしい。お好みでどうぞ。

②牛乳に生イーストを溶かし、粉を加えてざっと混ぜます。


牛乳をそのまま使うとイーストの働きが鈍くなる場合があるようなので、私は念のためにいつも温めてから使っています。レンジにかけて熱々になったらボールに移し、人肌に冷めてから生イーストを加えます(牛乳が熱すぎるとイーストが死滅します)。ここに粉を加え、ざっと混ぜたら5分ほどおいて給水させます。

③塩を加えてこねます。


よくこねるともちもち感が強くなるようです。こねを抑えると、よりやわらかな食感に。

④バターを練り込んで30分のフロアタイムをとります。


バターはレンジでやわらかくしておくと練り込みやすくなります。量が多いので、1度に加えると生地が分離してしまいやすいかも。つるんとなめらかな生地に仕上げ、ボールにラップをかけて室温に30分置きます(フロアタイム)。

⑤じゃがいもを混ぜ込んで仕上げます。


生地はぷーっと2倍強に膨らんでいるはず。上からそっと押してガスを抜き、140g計量したじゃがいもを加えて全体に混ぜます。室温が高い時は冷蔵庫から出し立てを、低めの時は早目にじゃがいもを出しておくといいでしょう。

⑥10分割して丸く成形し、15~20分仕上げ発酵させます。


まな板の上で10等分し、丸めて天板に並べます。オーブンを早目に予熱するので、2次発酵(仕上げ発酵)も室温で行いました。ビニールや濡れ布巾で、湿度の調節をします。

⑦180度で10~12分焼きます。


全体にさっと霧を吹き、たたいて軽い音がするまで焼きます。

 仕上げ発酵ではそれほど膨らみませんが、焼成では少しふっくらします。生地をよくこねると膨らみも強くなるようなので、粉を変えるとまた違ってくると思います。


 牛乳の代わりに水とスキムミルクで試しましたが、こちらは甘味も少なく少しあっさり目に仕上がりました。お好みでどうぞ。この生地をこねると手がしっとりしますが、牛乳を使ったほうがより効果的。


 翌日のほうがもちもち感、チーズ風味共に強くなるようです。トースターで温めるとコシがなくなります。3日目以降はパサついてくるので、冷凍保存がお勧め。


 ちるちるさんからのレポートです。HBに材料を入れてこね、2回目のこねの時に塩、バター、マッシュしたじゃがいもを入れる。これで問題ないそうです。お試しください。ちるちるさん、ありがとうございました。



芋餅ロール
 ◎2003年8月26日製作


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