オレンジチーズブレッド

オレンジチーズブレッド

 手ごねで作ってみました。機械でこねるよりはキメは粗くなりましたが、その分トーストするとバリッとした食感で味わい深いもの。チーズのまろやかな塩味とオレンジピールの甘さとの取り合わせが私は好きですが、お好みに合わせてどちらかひとつにしても。




 <材料> 2個分
  中種
強力粉 160g
酵母 大さじ1
砂糖 小さじ1
水 125cc
  本ごね
強力粉 100g
砂糖 大さじ2
スキムミルク 大さじ1
塩 3g
卵 1個
バター 15g
水 大さじ2
オレンジピール 大さじ3~4
カマンベール入り6Pチーズ 4個

 <作り方>

①中種を作って冷蔵庫で熟成させておきます。


《テーブルロール》を参照してください。最近は冷蔵室よりも野菜室に入れる事が多いです。

②大き目のボールに卵とぬるま湯を入れてほぐし、合わせておいた粉類を加えてざっと混ぜ合わせます。


中種を16時間以上熟成させたら室温に置き、ほかの材料の計量をします。卵も早めに出して室温に戻しておきます。強力粉、塩、砂糖、スキムミルクをよく合わせておき、オレンジピールは刻んでおきます。ボールに卵を割ほぐしてぬるま湯を加えて合わせ、更に粉類も加えて全体にしっとりとなじませます。

③中種を加えてよくこねます。


とにかく体力が要るという感じです。はじめは全体をまとめるようにこね始め、酵母の粒がなくなるのを目安にこね続けました。2~3回休みながらの作業でしたが、肩が抜けるかと思いました。伸びがよくなって薄い膜が出来たらバターの入れ時です。

④レンジでやわらかくしたバターを練り込み、刻んだピールも加えて仕上げます。


パネトーネマザーの生地はバターが入りやすいので、やわらかくしたら1度に加えます。生地をつかむようにしてこねていると、すぐになじみました。全体がふっくらとして、ベタついてもなんとか手から離れるようになったらオレンジピールを混ぜ込みます。《クグロフ》を参照してください。

⑤ボールにラップをかけ、2~3倍になるまで1次発酵させます。


オーブンにお湯の入った容器と一緒に入れました。2時間で2.5倍ほどになりました。

⑥2分割して、5分ほどベンチタイムをとります。


打ち粉をしたパンマットの上に取り出し、2分割して丸めます。パンマットを折り返してかぶせ、5分間のベンチタイムをとります。かなりベタつくので濡れ布巾は省略しました。

⑦生地を細長くひも状にのばします。


ベンチタイムの間にチーズを小指の先ほどにちぎっておきます。成形の時は打ち粉を多めに用意しておくといいと思います。多少多めでも、他の生地に比べて硬くなりにくいのです。《フルーツの編みパン》を参照して出来るだけ生地を細くのばします。

⑧紙を敷いた天板の上で成形し、セルクルをかぶせます。


ひも状の生地をそれぞれ1枚ずつの天板に移し、くるくると渦巻状に整えます。チーズをくっつけながら巻いていきますが、ゆるめに巻いてから間に埋め込んでもいいと思います。チーズを入れないものはそのまま巻きます。きれいな丸型に焼きあがるように、内側に薄くバターを塗ったセルクルをかぶせます。

⑨倍になるまで2次発酵させ、180度で15分くらい焼きます。


オーブン内で30分発酵させてから200度に予熱。たっぷり霧を吹いて、180度に下げて15分焼きました。ぷーっと膨らんで噴火したチーズもおいしそう。

 《もちもちクッペ》と比べると、かなり体力を使ってこねたと言えます。グルテンがかなり強く、ふわふわに焼けるはずだと納得出来ます。さくっとした食感を出したい時には、手でこねるほうがいいかもしれません。特にホシノの生地に比べてバターが入りやすいと思います。


 お好みで、チーズだけでもオレンジピールだけでもいいですね。チーズ入りは、焼き立てが最高。熱々のとろけたところを、卵風味のほわほわ生地がいっそう引き立ててくれます。



オレンジチーズブレッド

 ◎2003年3月13日製作

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