甘味を控えたさっぱりした生地にりんごとマーマレードを巻き込んでリング型で焼きました。全粒粉のプチプチした素朴な味わいに汁気たっぷりのりんごとマーマレードの酸味がピッタリ。白神の生地だから翌日もしっとりです。
全粒粉 70g
酵母 小さじ2分の1
砂糖 小さじ2分の1
水 130cc
強力粉 100g
強力粉 100g
てんさい糖 大さじ1.5
塩 3.5g
バター 15g
水 大さじ2
りんご 1個
砂糖 大さじ1
オレンジマーマレード 大さじ2弱
①中身を準備します。りんごは四つ割りにして皮と芯を取り、更に縦半分に切手からいちょう切りにしてフライパンに入れます。上から砂糖を振り掛け、しっとりするまで少し置きます。
②弱火にかけて水分を出し、マーマレードを加えたら火を強めてしっかりと水気を吸わせます。
③水気がなくなったら皿などに広げて冷ましておきます。
⑤ケースを本体にセットし、食パンコースで少しこねて15分ほど置きます。
⑥100gの強力粉を加え、同様に混ぜて倍になるまで発酵させます。
⑦本仕込みの材料を全部加え、倍になるまで1次発酵させます。
⑧取り出してベンチタイムをとり、四角に伸ばしてフルーツを散らします。
⑨ロールに巻いて両端と巻き終わりをしっかり閉じ、前後に転がして太さを均一にします。
⑩6等分の輪切りにし、用意しておいた型に詰めます。
⑪2倍弱になるまで2次発酵させ、霧を吹いて予熱なしで焼き上げます。
150度に上げてからむくむく膨らみ始め、ふわ~っと仕上がりました。かなりの釜伸びであちこちひび割れだらけ。おかげで型抜きしたら分解しました。そんなワケで画像はなし。おいしく出来たのに残念。
今回は酵母1%以下の配合でしたが、この中種法では全く問題なく焼き上がりました。以前にご紹介したナショナルのソフト食パンコースを使うものなどに比べて、今回の方法のほうが室温などによる発酵の調節がやりやすいのではないかと思います。
白神のパンにしてはもちもち感はあまりありませんでしたが、中までしっかり火が通ってふんわり出来ました。冷めたものを翌日軽くトーストしてもおいしいですよ。りんごの味によって、煮る砂糖の量を変えるのも大切です。ジャムは省いてレモン汁だけでも。好みでラム酒漬けレーズンなんかもおいしそう。