モカシフォンロール

モカシフォンロール

 シフォンケーキの生地のように、とてもふわふわしっとり。ラム酒入りのいちごジャムを巻き込んでみましたが、生のいちごを刻んでホイップクリームとあえたものもよく合います。今流行りのフレーバーコーヒーをいろいろ試してみるのも楽しいですね。




 <材料> 23×18cmの角型1枚分

卵黄 2個


蜂蜜 小さじ2


卵白 3個分


グラニュー糖 大さじ4


薄力粉 40g


インスタントコーヒー 大さじ1



いちごジャム 適宜


ラム酒 少々



 <作り方>

①ボールに卵黄を入れ、蜂蜜を加えて白っぽくなるまでかき立てます。


卵の量が少ないので、小さめのボールのほうが泡立ちやすいです。

②卵白にグラニュー糖を少し加えて泡立て始めます。


卵白は冷たいほうが泡立ちやすいので、使うまで冷蔵庫に入れておきます。塩をひとつまみ加えてから泡立てると、卵特有のコシを早く取ることが出来ます。コシが取れて手応えが軽くなったら、グラニュー糖を小さじ2ほど加え手泡立て始めます。

③ピンと角が立つまで硬く泡立てます。


卵白がクリーム状に泡立ってきたら更にグラニュー糖を足し、スピードを落とさないようにして泡立て続けます。グラニュー糖は3~4回くらいに分けて少しずつ加え、泡だて器を持ち上げた時にピンと角が立つくらいまで硬く仕上げます。はじめからグラニュー糖をたくさん入れてしまうと、重たくて泡立てるのが大変です。なお、ここまでの作業はハンドミキサーがあると便利です。

④メレンゲの一部と卵黄、粉類を合わせます。


薄力粉とコーヒーの粉末はあらかじめよく混ぜておきます。泡立てた卵黄を大きなボールに移し、メレンゲの3分の2量を加えて泡をつぶさないように合わせます。ここに粉類をふるい入れ、練らないようにさっくりと切るように混ぜ合わせます。

⑤メレンゲのボールに生地を戻して全体をクリーム状に仕上げます。


残ったメレンゲは泡だて器でグルグルとかき混ぜ、泡を均等にしてから生地と合わせます。④の生地をこのメレンゲのボールに加え、底からすくい上げるようにして混ぜ合わせます。こうすると、粉が底に沈まずに均等に混ざりやすくなります。ボールを一定方向に回しながら切るように混ぜ込み、1周したら底からすくい上げる事を繰り返して全体がクリーム状の生地になるように仕上げます。

⑥用意した型に流し入れます。


オーブン用ペーパーを型の底に合わせて折り、取り出しやすいように3cmくらいの高さになるように縁を切り取って敷き込みます。ここに生地を流し入れ、型の底を片手でポンポンたたいて空気を抜きます。更にテーブルの上などで型を前後に手早く滑らせ、生地が型全体に均一に行き渡るようにします。

⑦予熱したオーブンで、12分ほど焼きます。


生地が型に入ったらすぐに焼けるように、オーブンはあらかじめ180度に予熱しておきます。予熱が完了したら型を天板に乗せ、段があれば上段に入れます。すぐに170度に下げ、12分ほど焼きます。

⑧焼けたら少し保温し、取り出して紙をはがします。


竹串を刺してみて、何もついてこなければ焼き上がり。ただ水分の多いやわらかい生地なので、オーブンのスイッチを切って1~2分ほど置いておきます。型を取り出したら底をバンバンたたくか台の上に落としてショックを与え、しぼまないようにしてから紙の縁を持って型から出します。硬く絞った濡れ布巾の上に紙を上にして乗せ、様子をみながら少しずつ紙をはがします。無理にはがすと生地が破れることもあるので、慎重に。

⑨熱いうちに切れ目を入れ、巻きやすいようにクセをつけます。


紙をはがした面に、ナイフで平行した切れ目を数本入れます。短い辺を手前にして置き、その辺と平行に入れます。この切れ目は巻きやすくするためのものなので、巻き始めの手前の5cmの間に入れるだけで充分です。こうして生地が少し冷めて扱いやすくなってから、今度は新しいオーブンペーパーの上に移し替え、紙ごとふんわりと折り曲げるようにしてクセをつけます。

⑩ジャムを塗ります。


ジャムは、ロール生地を焼いている間に用意しておきます。適量のジャムを容器に取ってなめらかに混ぜ、好みでラム酒を加えます。これを、まだ温かい生地に塗り広げます。左右の縁と向こう端には塗らないほうが、仕上がりがきれいになります。

⑪紙をすだれ代わりにして、のり巻きの要領で手前から巻きます。


巻き始めを少しきっちりと抑えるように巻き、あとは自然にくるくる巻きます。最後まで巻いたら紙を巻きつけたまま形を整え、涼しい所に置いてなじませます。

⑫切り分けていただきます。


中のジャムを生地の端まで塗ってしまうと、巻いた時や切り分けた時にはみ出して汚くなる事があります。何度か作ってみて、感覚を磨きましょう。

 ジャムを巻くのは比較的扱いやすいので、初心者向きかもしれません。


 水分の多いやわらかい生地なので、あまり熱いうちに巻いてしまうと紙に生地がベタつくことがあります。巻き終えて形がなじんだら、紙をはがしてホイルでふんわり包むのもいいかも。



モカシフォンロール

 ◎2003年1月26日製作

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