マスクオブじねん堂の日記

マスクオブじねん堂の日記

2012/09/15
XML
カテゴリ: 雑記
前回、前々回から続き、今回もノルディックウォーキングがらみのエントリーです。

内容や引用先が良く似たものになるのは、だらだら書き溜めた長文を分割・編集してアップするという私のスタイルによるものですのでご勘弁ください。何日かあけるか別の話題を挟めば新鮮味もあるんでしょうけどね。


さて、ここまでは「ノルディックウォーキングが通常のウォーキングに比べてより多いエネルギーを消費する」ということに関して、同じ速度で双方を比べて熟練者と初心者での違いを考えてみたり、ノルディックウォーキングの「速く歩ける」という特性から通常の歩行と「自然と速くなるであろう速度のノルディックウォーキング」とを比べたりしてきました。

今回は先ず、特に熟練者で顕著になるであろう、同じ速度でノルディックウォーキングしても消費エネルギーが変化する例について、私見も含めて(殆ど私見か?)お示ししたいと思います。


さて、同じ速度でも消費エネルギーが変化する原因はいくつか考えられます。

ポールの長さ、路面の傾斜、重量負荷、最初に述べた熟練度など…。

その中で今回述べたいのは路面状況について。

アスファルト、コンクリート、草地、タータン、あとは濡れているか否かなどなど。

これらはポールを押せるものにとってはノルディックウォーキングの消費エネルギーを左右する少なからぬ要因となります。



草の生えた未舗装の農道や目が粗い舗装路であると良好にグリップしますが、目の細かい舗装路やコンクリート舗装では滑ってしまいます。濡れているとさらに滑りやすくなります。


以前時速8キロのノルディックウォーキングは8.8METsであると紹介しました。

実はこの数値はそれぞれ状況(路面と若干の速度)の違う5種類の測定値を平均したものなんです。

例のサイトには


コンクリート

  9.1±0.7METs

トラック

  9.6±0.9METs

草地

10.2±1.2


と、なっています。

やはりコンクリートは少し滑り、草地ではスパイクチップがしっかりと地面を捉えるのでしょう。

滑ってしまうということはしっかりポールを押せないということで、ポールを押せなければ消費エネルギーも通常のウォーキングに近いものになってしまいます。


さらに消費エネルギー云々より重要なのは、 滑るということは危ない って事なんです。




当たり前ですか?

そう、当たり前なんです。

しかしノルディックウォーキングのイベントでは、滑りやすい路面を歩く方法をきちんとレクチャーしないこともあります。

「そんなことは無い。」と反論されるインストラクターも居られるでしょうが、少なくとも私がお手伝いしたイベントでは、「指導時間はなるべく短く」「実際コースを歩くのを沢山」「参加者はウォーキングテクニックを習いに来ているわけではない」とて、コース上に滑りやすい場所や、一般的なノルディックウォーキングのテクニックだけでは危険と思えるコース状態が存在していたとしても、その辺のテクニックに関しては教えられずじまいでした。

これまで何度か森林セラピー基地のコースを歩いてみて感じたのですが、ノルディックウォーキング向きとされている 平倉コース や 塚原ヒストリーコース でさえ、山中・林間に入ると湿ってコケの生えた舗装路の区間が存在します。

そこもパッドを装着したままで、ポールをあまり握らず、ポールを身体の横につくような歩き方をしていては転倒の危険があります。

事実過去のイベントでは転倒されたり足を滑らせた参加者もいらっしゃいました。

もし、「そんなの参加者が臨機応変にポールの扱いを…。」って考えるインストラクターがいたとすれば、今すぐ改めていただきたい。

こういう時の参加者は、初心者であればあるほど教えられた通りにやろうとするもんです。

そして事故があったらインストラクターの責任です(責任を負う者が別に居る場合もありますが、指導した責任ですね)。

私の場合イベントではせめて近くにいる方だけにでもと、先導したり後ろから付いていきながらポールの扱いやら足の運びやらを適時アドバイスしてはいるものの、正直これではきちんと仕事をしているとはいえないなと感じています。

また同時に、前々回のエントリーへのコメントでご指摘がありましたとおり、ノルディックウォーキングではポールは押さにゃならん、速く歩かにゃならん、エネルギー消費を増大せにゃならん、なぁんてことは全然無いとも考えています。


つまり我々インストラクターはあくまで利用者の目的と能力に応じたウォーキングスタイルを提案し、可能ならば習慣化してもらう(あるいは森林セラピーなど時に一過性な癒しの手段に組み込む)ことを念頭において働きかけるものであって、消費エネルギーが云々なんてのには、そんなに拘る必要は無いんです。

利用者によりけり。

じゃあどうしてここ3回のエントリーでしつこく消費エネルギーについて述べたのかといえば、ノルディックウォーキングが普及し始めたからこその危機感を感じているからに他なりません。

そこで最もありがちだと思える例として、「20%の話」が思い浮かんだのです。

誤解を招きかねないような表現で効果を宣伝する。

その表現が知識不足から来るものだったりする。

そして安全面への配慮が欠けがちになる。

それって、普及の邪魔…ではなくて、ぶわっと普及して、しゅっと消えていく原因以外の何物でもない。

「ええ~!? 言うほど効かないじゃない?」「ノルディックウォーキングで健康被害が出るみたい。」って、認知されてしまったら終わりです。

全国で65番目、三重県で最初に加圧トレーニングの指導資格を取得し、知名度の低いマニアックなトレーニング方法が一転してぶわっと広がっていくさまを(斜めに)見ていた私が述べるんですから、信憑性があると思いませんか?


私はノルディックウォーキングが好きですし、これに関しては商売でやるつもりはありません。

しかし知識や技術の習得に関しては本業と同じくらいの熱意をもって臨んでいるんです。

インストラクターは持っている知識全てを利用者に伝える必要はありませんが、後ろに抱えている知識は多いに越したことはありません。

同じ「それはまあ、適当でいいですよ。」という言葉でも、根拠があるか本当にテキトーなのかの違いですね。

私が利用者なら、どうして適当でいいのか説明できる者に指導されたいです。


とまあ、随分青臭くて偽善的なことも述べてしまいましたが、よく使われる「消費エネルギーが云々」の怪しさを足がかりに、自分を含めたインストラクターにありがちなんじゃないかと(私が勝手に)感じている問題点を愚痴ってみました。

3回にわたり長々と取り留めのない文を読んでいただきありがとうございました。

非常に有益で間口の広いノルディックウォーキングを含めたポールを使ったウォーキングメソッドが一時の流行に終わらず定着することを望んで止みません。




https://sites.google.com/site/compendiumofphysicalactivities/home







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012/09/15 11:52:51 PM
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Category

Favorite Blog

From おおさか mayu0208さん
ある意味モンスター… かぷちーのRiさん
御飯の友達の会ワク… 御飯の友達の会会長『和尚3』さん
Divertissment はまちゃん ̄▽ ̄♪さん

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: