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今日は抗生物質汚染を考えましょう!
薬を飲んでいなから大丈夫なんて思わないでで下さい!
日本では年間約2万人のかたが抗生物質が効かない「耐性菌」が原因で死亡しているそうです。
「耐性菌」とは、抗生物質などの化学療法剤に対する耐性を備えた病原菌。抗生物質等で治療出来ないので厄介です。
通常、病原性が低く、健康な人ではほとんど発症しませんが、未熟児、高齢者、入院患者など抵抗力の衰えた人の場合、発病して腸炎や肺炎などを起こし死亡することもあるのです。
現時点の最強耐性菌VRE(バンコマイシン耐性腸球菌)とは、バンコマイシンという最も強力な抗生物質さえも効かなくなってしまった腸球菌のことです。(Vancomycin Resistant Enterococci=VRE)
VREが欧米で拡がった原因として、
欧米では、バンコマイシンが長い間感染症の治療に広く使用されていたこと
鶏や豚などの飼育促進のために、バンコマイシンに化学構造が類似したアボパルシンという薬を飼料に添加したことにより、家畜の腸内で選択的にVREが増加して、ヒトに拡がったこと
などが考えられています。
おっと、難しい話になってしまいました^^;
※日本では、平成9年3月にアボパルシンの使用が禁止されています。
鶏肉・豚肉などからもVREが検出されていますので、十分加熱調理して食べるのがいいでしょうね!
養殖のえびなども抗生物質漬けとの話も聞きます。
つまり私たちは、飼料に抗生物質を添加し続けた畜産物や養殖の海産物を日常食べているということです。
二番目の「耐性菌」は、院内感染で多数の死者を出して有名な
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌,Methicillin-Resistant Staphylococcus
Aureusの頭文字をとったもの)とは、種々の抗生物質に効かなくなった多剤耐性の黄色ブドウ球菌のことです。
MRSAによる感染症としては肺炎、敗血症、腸炎、髄膜炎、胆管炎などがありますね
MRSA感染症は1961年に英国で最初に発見され、その後全世界に広がりました。日本でも1980年初期から全国に蔓延し、残念ながら大半の病院で病院の内部に住みついております。
MRSAは0.5~1.5ミクロン(1ミクロンは1000分の1ミリ)の大きさです。
感染しやすいのは
高齢患者、免疫不全患者、手術患者、IVH施行患者、気管カテ-テルや気管内に挿管している患者、未熟児・新生児や外傷患者など抵抗力が弱い患者さんなどです。
MRSAの特効薬抗生物質バンコマイシンを大量に使用すると、バンコマイシンに耐性を持つVRSA(バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌)が2002年に発見されました。
これに感染すると治療が非常に困難になります。VRSAの場合特効薬と呼ばれている物は現在存在していません。
これらの問題は、抗生物質が効かなくなり、耐性菌で年間2万人が亡くなる最悪、最大の食環境・医療問題です。
「院内感染=耐性菌」の問題ではなく、 「食」から考えなければなりません。
日本での抗生物質使用量
家畜:900トン、養殖魚:200トン、野菜・果物・稲:100トン、外来処方:400トン、病院:100トン(NGO食品と暮らしの安全基金)
いかに食品に大量に抗生物質が使用されているかわかりますね!
毎日これらの食品をとることにより、抗生物質の効かない体になっているということです。
私たちは自分や家族の健康を守るために、「抗生物質添加飼料」食べさせた食品ではなく、「抗生物質無添加食品」のみを食べるようにしなければなりませんね。
本来、これは行政がすぐにでも取り組まなければならない問題の1つだと思うのですが・・・・・
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