雑記~愛息と過ごす日々の戯れ言~

雑記~愛息と過ごす日々の戯れ言~

障害を持つ子、病気の子

 小児白血病は、小児がんのなかで一番よくみられるものです。今では、七、八割の子が完全に治るようになったとはいうものの、治るためにはさまざまなことを犠牲にしなければならない大変な病気です。
 この病気は、一年間に、子どもたち二万五千人に一人の割合で発症します。その子がつらいくじを引いてくれたおかげで、残りの二万四千九百九十九人の子は白血病にならずにすむのです。健康な子とその両親が、病気の子とその家族を手助けしようと思うのは、自然のなりゆきだと思います。
 でも、何の問題もなく暮らしているときに、そんなふうに考える人はめったにいないはずです。だからこそ、ときには障害を持つ子、病気の子のことを思い出してほしいのです。


『いつもいいことさがし』細谷亮太より抜粋


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