ことさくらの 気の向くまま、いつもゴキゲン

2004年10月



■邪悪な花鳥風月・・・岩井志麻子

解説の人が「岩井さんは枠小説に優れた人だ」と評していたけれど、なるほど。自己満足に陥りがちな手法で、さらりと読ませるのはすごいかも。そして私が好きな妄想系。創造と妄想と狂気は似ている。

■ホテル・カクタス・・・江国香織

うううううう。厳しくないですかね、これ。

■センセイの鞄・・・川上弘美

これ、読んだの10月だったのかな。
忘れちゃったけど、最近のイチオシ。
なんて幸せな恋愛の風景なのでしょう。
すべてを咀嚼しながら近づいていくということが可能なのならば、
いつ失ってもいい。

■余白の愛・・・小川洋子

指を愛する気持ち。自分が自分であることのわずらわしさ。

■アフターダーク・・・村上春樹

待ちに待った村上センセイの新刊です。しかも長編です。
それだけかな。
村上ファンとしては、その世界に行けるだけで満足してしまうけど、
ストーリーのおもしろさとしては、謎が。




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