マムの素 *             青カバ・ウィリアムはかく語る

マムの素 * 青カバ・ウィリアムはかく語る

■マムおすすめ本


オモシロ度 ★★★ の本■
チーム・バチスタの栄光
チーム・バチスタの栄光

大学医学部付属病院では、心臓移植の代替手術が次々に成功を収めていた。が、三例続けて術中死が発生。そこで内部調査の役目を押し付けられたのが、神経内科教室の万年講師で、不定愁訴外来責任者・田口と、厚生労働省のゴキブリ、変人役人・白鳥だった……。

2006年「このミステリーがすごい!」大賞受賞作です!
新人とは思えない達者な筆致に驚くばかり。一気に読んでしまいました。変人白鳥さんは新たなキャラクターとして八面六臂。シリーズ化を期待します。
変人白鳥さんの語りでしか出てこない「氷姫」。きっと次回作には満を持して姿をあらわしてくれるでしょう。……マムは彼女に期待しています♪

奥田英朗さんの伊良部一郎シリーズは読んでいると、ふと、筒井さん全盛期の作品≪俗物図鑑≫等を思いだし「あーあ、筒井さんはすごかったなあ」と、ため息をついてしまいます。奥田さんの作品にはそう思わせる隙あるいはゆるさがあります。

おなじ医者もののエンターテイメントなのに、この小説はディテールが書きこまれ人間造形にも彩りがあるせいか、吹き出しながらもバランスよく重々しくて、読む者をしっかり掴んで離しません。華々しい前宣伝を裏切らない大物新人登場です。

マムおすすめの本
今、読むべき本!
優しい気持ちに
総理の値打ち
国際情勢、国内経済、治安と今の日本のおかれている状況はとても険しいものだと思います。私達はあまりに勉強不足では・・・。 この本の良さは歴代総理のエピソードや在任中の手腕を簡潔にあらわしているところです。 首相一人一人に百点満点で点数がつけてあるのですがそれはさておき、明治の宰相から平成の現首相を一気に知ることで、現在の日本のすくわれなさが浮かび上がってきます。 勿論、作者の福田さんは思いこみの激しい方なので書いてあることを鵜呑みにするのは危険ですが、一つの問題提起として読んでまわりの人々と議論するべき手がかりとなる本といえます。
博士の愛した数式
福田さんの「総理の値打ち」でため息をついたあなた。読んでみてください。優しい気持ちになることうけあいですよ。実はマムはベストセラーはあまり読みません。ベストセラーに良書なし、と思っていまして!(これって思いこみですね。) で、おくればせながら読んでみました。 まず、文章がきれいでホッとしました。そして内容ですが、博士のエピソードより江夏豊選手がでてくることに、それももう一人の主役として登場することにこの作者の物語り作家としての腕の確かさを感じ気持ちが踊りました。もし江夏が登場しなければ軽い可哀相な小説に仕上がったでしょうが、彼の登板でボディの厚い読物に成長しています。スキャンダラスにまみれてしまっていた江夏にまたスポットがあたった・・・そう思います。 最後の一文、きれいだなあと思います。読後感のよい、目を閉じて静かに佇みたいと思わせてくれる小説です。
マムのおすすめ本♪
月刊絵本「こどものとも」50年の歩み
心が軽くなる相談室!気が抜けます
おじいさんがかぶをうえました
こどものとも創刊号から600冊の絵本の表紙が載っています。 この本の表紙は彫刻家の佐藤忠良のものですが、マムはよく子供ともに声をそろえて読んだものです。 「まだまだかぶはぬけません」とね。 みなさんが一度は読み聞かせた絵本が、必ず入っています。 家族で見て欲しい、そして語り合って欲しい。そういう気持ちにさせてくれる本です。 プレゼントにもいいと思います。
生協の白石さん
佐藤和歌子さんの間取相談室をおもわせるようなお気楽な感じが本全体を覆っていますが、眼から鱗がおちるようなステキな回答がテンコモリです。「死にたい」という人には「人は他人の死になんて無関心なもだから、死ぬなんて悔しいからやめましょう」なんてとても簡単で説得力ありです。ユーモアたっぷりの答えもアチコチに散らばっています。憂鬱病さん、読んでみて!


■その他の本は 「コチラ」 へどうぞ


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: