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子どもを育てる上で、アメリカにいてよかったなと思う瞬間は、ドアの前に立ったと
きです。
男女問わず、先にドアを触った方がドアを開けておいてくれる。
男の人がいれば、わざわざ後ろから手をのばしてドアを開けてくれる。
大切に守られている、というほのぼのした気分にさせてくれるのです。
これは、ととたにも是非身につけてほしいマナーです。
一般のアメリカの子どもは行儀が悪いように日本人の目からみえます。
良家の子女でも、机の上に足を乗せるし、地べたに座って本を読むわ、モノは食べ
る。
そういうことに対して、行儀が悪いという観念がないようです。
「Thank you」「Please」はどんなに行儀が悪く、マナーなどから縁遠そうに
見える人でもかなり頻繁にいうし(どろぼうですら、お金をとった後「Thank you」
というジョークはなまじウソじゃない)、きたない言葉を使えば、罰則、へたすると退学もある。
異民族の集まりですから、きちんと適切にコミュニケーションできることは、死活問題なんですね。
ウォーカーを押す、ヨタヨタのおじいちゃんに、ドアを開けてもらったこともあります。 階段の前でベビーカーを止めたときに、腰の曲がったおばあちゃんが、「ここで
止まっていなさい」といわれて、近くにいた男の人に「あなた、ベビーカーを持っ
て」と指示してもらったこともあります。
日本に帰ると、「ありがとう」を聞く回数が圧倒的に少ないし(人にもよるけど)、
特にお店の人に対しては「金を払っているんだから」とふんぞり返らんばかりに「あ
りがとう」を出し惜しむように感じます。
ととたは、日本にいる間に、通りすがりの高齢者に「じゃま!」とどなられ、女の人
のルイビトンのバックで頭を当てられて、大泣きしたことがあります。
誰も彼もが、常に急いでいるかんじ。
休日ですら、「時間に遅れる!」「次は、次は」と、あくせくしてる。
日本にいると、全てに対して時間が正確だから、助かるんだけど、なんかさもしいな
あ、と感じることも多し。
というわけで、この頃ととたは、ママより先にドアから出ないで、ドアを開けてまっ
ているようになってきました。
日々、パパから厳しく指導されています。
ほんとはパパもつい先に出てしまって、あわてて修正、なことも多いんだけどね。
おかげで、道路への飛び出しが防げるので、助かっています。
あと、ドアを開けてもらったら、必ず、相手の目を見て「thank you」だよ。
めざせ、ジェントルマン!
ママの答え、パパの答え 2010.02.18