糖質制限ダイエット【備忘録】

糖質制限ダイエット【備忘録】

May 31, 2003
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電話の相手は、たこ焼き屋さんを営んでいる人だった。

でも、その人の名前も連絡先もわからないのよね。
確か○○町に住んでいるようなこと前に言ってたよ。
今、新聞を見てもしかしたらって思ってさ。
保健所に連絡したら、殺されちゃうから可哀相だって言ってた。
あー、年は30そこそこの女性で、そうそう小6くらいの女の子もいるって言ってたかな。
前に犬を飼ってたらしくてね、動物が好きみたいだよ。
ごめんね。あんまり詳しい事わからなくて・・役に立つ情報かどうか・・」


漠然とした情報でも、希望が持てて明るい気持ちになれた。
でも・・・、ふっと脳裏をかすめる嫌な考えもあった。
保護した人が、チェリーを可愛くなって手放そうとしなかったらどうしようって・・

頭で考えていたって仕方ない。
私は早速、その保護した人が住んでいるらしい○○町にでかけた。
○○町は山からふもとにかけての結構広い町で、住宅がここ何年もの間でかなり建っている。
犬を飼っている家もすごく多くて、犬の散歩をしている人がやたらと目に入ってくる。

犬好きの人なら、隣近所の犬ネットワークも広いだろうと思って
犬連れの人を見つける度、チラシを見せながら聞きこみをした。
みんな気持ち良く話を聞いてくれて、とても親身になって心配してくれた。
「心配で眠れないでしょ。体壊さないようにね」と私のことまで心配して


子供がいるらしいということから、小学生にも声をかけた。
二人組の1年生の男の子達は、「ぼく、家に帰ったらお母さんに聞いてみる!」と言って
すごく素直な気持ちで私の話を聞いてくれた。

チラシを電柱に貼りながら車でまわっていたら、旦那の車とすれ違った。
げっそりした顔で、「何かわかったか」と出ない声を振り絞って私に聞いてきた。

旦那の悲壮な姿を見るのも可哀相でせつなくなる。

結局、なに一つチェリーの手がかりはつかめなかった。
でも、やるだけの事はしたんだからと自分に言い聞かせながら家に帰ってきた。
「あー、チェリーに会いたいよ・・・・・」

私の両親が心配して家に来ていた。
「チェリーはきっと見つかるよ。大丈夫!」
みんなで話していた矢先電話が鳴った。

「新聞見たんだけど、犬預かってますよ」

えっ?自分の耳を疑ったと同時に体が震えた。

「きっと新聞に出ると思ってたから、待ってたんだ。
これから家でるから、おたくも○○まで出てきてもらえるかい。」
本当にチェリーなんだろうか・・・・・
期待と不安で心臓がドキドキしている。
旦那にすぐ電話をかけたら、「本当か・・・本当か・・」
聞き取れないくらい小さな声で呪文のようにつぶやいている。

「いますぐ行って確かめてくるから!」

丁度家に来ていた私の父親と長女と私の3人で、我が家から車で5分もかからない
待ち合わせ場所に急いででかけた。

そこには、まだ電話の相手は来ていなかった。
車を止めて1分もしないうちに、車のライトが私達に向かってきた。
「あっ、チェリーだ!チェリーが乗ってる!」と娘がすかさず叫んだ。
私達の目の前に車が静かに止まった。助手席の男性膝の上にダックスがいる。

あぁぁぁ、間違い無くチェリーだ!
車のドアが開くと同時に、チェリーが体を乗り出して私達を見ている。
やっと、私の腕の中にチェリーのぬくもりが伝わってきた。
チェリーはなんだかソワソワしている。
しきりに私の顔をペロペロとなめようとする。
きっと、チェリーも淋しかったんだね。不安だったんだね。

保護してくださったご夫婦に話しを聞いたら、なんとチェリーが旦那とはぐれて
2時間くらいの間に、保護されていたらしい。
それも皮肉な事に、いなくなったすぐ近く。
たまたまこのご夫婦が車で通りかかった時、車に向かってきた犬がいて
びっくりして車を止めたそうです。
それで、「おいで」と言ったら近づいてきたそうで、よく見たら体が草だらけで汚れていて
震えていたらしいです。
ダックスだしきっと迷子になったんだと思って保護してくれたのです。
そして、家に連れて行って体を洗ってくれたそうです。
絶対新聞に尋犬で載ると思って待っていたと話してくれました。

とにかく、チェリーが見つかってよかったです。

家に帰ると、おじいちゃん達みんなが集まって待っていました。
家に入るなり、みんな号泣して「よかった。よかった。」と肩を
抱き合って家族一体となって喜び合いました。
キャンもチビも、チェリーにすぐさま近づきはしゃいでいました。
今思うと、本当にテレビドラマのような感動的なシーンでした。

今回の事で、いろんなことを考えさせられ勉強になりました。
他人の優しさ。家族の絆。感謝の気持ち。人を思いやる優しさ。
今まで、私達が忘れかけていた優しい気持ちをチェリーが身をもって教えてくれたんだね。

すごく長い日記になっちゃいましたが・・・・
もう少し・・・・

犬を保護してくれたご夫婦には、本当に本当に感謝しています。

ただね、チェリーが見つかったから言えるんだけど・・・・
今回の事を抜きにして、犬を保護した時まずどんな対処をしたらいいのかっていうことを考えさせられたの。
猫にもどんな動物にも言える事だけど・・・
犬や猫を簡単に捨てる人もいる世の中だけど、
ちょっとしたことで(本当はこんなこと飼い主として失格だね)行方不明になって心配してる飼い主がほとんどだよね。
そしたら、飼い主は今回の私達のように必死に捜索しているわけで
間違い無く警察・保健所に連絡するわけだよね。
保護した人は、やっぱり早急に警察なり保健所に連絡して欲しいと思うの。
連絡と言うより確認と言った方がいいのかもしれないかな。
そのうえで、自分で責任もって保護するかいなかの判断をしてほしいかな。
こんな事書くと、今回保護してくれたご夫婦を非難しているように思われてとられてしまうね。
非難しているつもりはないの。
ただ、身勝手な考えかもしれないけど、
いなくなった動物を心配している家族の苦痛な時間が、少しでも短くなる為に保護した者の理解と協力が必要だなっていう事を思うの。

心配してくれて電話くれていた人がね、見つかってからまた電話してきてくれたの。
その人は、見つかってよかったとすごく喜んでくれていた反面、
保護してくれた人をすごく非難してた。
やはりすぐに警察とかに連絡しなかったのを怒っていた。
人の物(犬)を勝手にもって行くのは窃盗罪だって。
それは、すごく極論的な話しだと思うんだ。
だって、保護した人の気持ち無視してるもの。
ただ、犬とか猫とか愛してる人は(もちろん私も含めて)自分の立場で物を考えがちになりやすいのかもしれないね。

なんだか、何を言いたいのか書いてるうちにわからなくなってきちゃった。。。。。

と言う訳で、最後に・・・
長々と書きまくったこの日記を読んでくださった方。
どうもありがとうございます!














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Last updated  June 1, 2003 03:07:26 AM
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