自転車の盗難とパンク修理
二台あったけれど、一台は盗まれちゃいました。
駅の自転車置き場に置いて、何日か旅行に行ったら、
帰ってきたときにはありませんでした・・・
チェーンロックをしなかったからかな・・・
でも、そんな単純な理由付けだけでは、
盗られて損したとか、腹が立つとか、悲しいとか、後悔とか、
そんな気持ちにしかなりません。
そんなのは何か気持ち悪いだけで終わっちゃうので
「人生万事塞翁が馬」という故事を思い出していました。
ご存知ですよね、この故事。
意味だけ言うと、何が良くて何が悪い出来事なのかは分からない、
いいと思っていたことが不運の始まりだったり、
不運だと思っていたことが後になってみると幸運だと分かったり・・・
そんな意味です。
自分で「これは良かったんだ」とか、「アンラッキーだった」とか
判断することは、個人の「決めつけ」でしかないんですね。
人間だから、いろんな出来事に一喜一憂するけれど、
ちょっと立ち止まって、「別の意味もあるのかも・・・」
と思ってみると、
特に「アンラッキーだった・・・」と決め付けた後など、
気持ちを落ち着けることが出来ますよね。
ここで重要なのは
ただ落ち着けるだけじゃなくて、
豊かな人生に進む推進力にもなるってことなんです。
僕はまず最初、自転車盗まれて、
「あっ、これで車を購入する余地が出来たんだ」
と思いました。
「車が欲しい」という僕の欲望を叶えるきっかけにしようと思いました。
それはまだ叶っていませんが、
今車がないことにもとても意味を感じています。
それは後になって分かってきました。
盗まれた自転車の話に戻りますね。
その自転車もその時必要だった人が使ったのでしょう。
こう考えるのは人が良すぎると思いますか？
でもイライラしたって、嘆いたって、自転車は返ってこないし、
嫌な気分を「選ぶ」のは損じゃないですか？
折角だから、これを良い気分になるために利用しちゃおうって
思ったんです。
その人が盗んでくれたおかげで、
僕もこの現象（自転車を盗まれた）に秘められた
何か有益なメッセージを静かに受け取る訓練が出来ています。
ここにどんな幸せな意味が含まれているんだろう？
って想像したり、考え始めると、僕はいつでもワクワクしちゃいます。
自分の幸せを自分で創造できる喜びがあります。
まず一つはイライラを選ばないこと。
感情って、選ぶことは出来るんですね。
でもみなさん、
「え～～っ？感情なんて選べないよ、湧いてくるんだから・・・」
って思っていませんか？
僕も当初はそう思っていました。
でも、どうやらそうじゃないみたいなんです。
ちょっと勉強してみたら、感情を選ぶには
考え方を変えればいい、ということなんだそうなので、
試しにそうしてみるか・・・と僕もその練習を始めたわけなんです。
具体的にはこういうことです。
自転車が一台しかないおかげで、
私のパートナーと出かける時は、
いつも歩いて行くことになります。
そのおかげで、ゆっくりと歩きながらお話も出来るし、
手をつなぐことも出来ます。
自転車二台だと、ぴゅ～～っと走っていけるけど、
二人で手をつないで歩くような充実した時間はありません。
そんな充実した時間を与えてくれたこの状況（一台自転車が盗まれた）に
感謝しているんですよ。
ちょっと長くなってきたので
続きは次回までお楽しみにしていてくださいね。
パンク修理の話も残ってるし・・・
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