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豚さんたちが
貨車に積まれて 運ばれていく
騒がず
暴れず
大人しく
全てを悟っているかのように
悲しい義務の場所へと
黙って運ばれていく
この世は 正統な取引の下
金銭の代価を払って 成立する
生産業者から末端の小売まで
誰も不当な損をこうむらない
消費者も代価を払って購入する
当たり前にお肉をいただく
正当だ 公正な取引だ
その通りだ
だが
豚さんたちの涙は そこに入っていない
人間が 尊い人生修行を果たすため
その下支えとして
身を供養してくれるのは
何も豚さんたちだけではない
あのインドの仏教説話にあるように
食べ物を探した動物たちで
探せなかったウサギが
その身を焚き火に投じて
身を供養したという
それが 商取引の名の下で
「当たり前」のこととして進んでいる
「感謝」などない
代価を払っていて「当たり前」だからだ
多くの動物たちの
献身と悲しみの上に
私たち人間は立っている
必要なのは その尊い行為を無にしないこと
あなた方に 献身できてよかった
そう豚さんたちに言われるよう
立派に 進歩向上していくこと
自分の人生を 好き勝手に生きることなど
本当はできない
堕落の自由など 本当はないのだ
なぜなら 豚さんたちの献身の上に
私たちの人生があるから
私たちの人生は
彼らの人生でもあるからだ