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2006/10/07
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カテゴリ: 雪山ウェア
自分が使ってる道具、ウェアなどを挙げときましょう。の第3弾。

オイラが雪山へ行く時のミッドレイヤー装備は、以下の考え方で購入、使用してます。

<ミッドレイヤー選定の考え方>
ウェアの中で一番選択が難しいのがミッドですね。
ミッドレイヤーの役割は、「体とアウターの間にデッドエアを作る」なので、その機能をキチンと把握してく事が必要。
デッドエアが多ければ、体温で暖められた空気が移動することは無く、より保温機能が高くなる、という訳です。
ウェア内に、ミクロな「快適なリビングルーム」を作るのが理想ですね。
ちなみに、アウターウェアに「中綿」が入って無い事を前提にしてます。

前回の【 第2回 ファーストレイヤー編 】と関係しますが、基本は体を冷やさない事。

寒過ぎ、暑すぎの両方とも体力を消耗しますので気をつけませう。
あくまで、天気図&天候を確認した上でウェアを選択してね。

また、着て行くモノだけではなく、ザックに予備ウェアを入れる事も重要。
選択の良し悪しで快適を維持できるか決まる事もありますよ。(サッカーのベンチワークと同じですな)
状況によりますが、以下の感じでやってます。

・高温時(春先の陽気など)
 外気温が高く、晴れていれば薄着でも全く問題無いです。が、イザの時を考えるべし。
 高温の時の遭難も多々ありますよ。

・低温時(シーズン時など)
 天候によって左右されるので、天気図&天候を確認した上で、あくまで安全志向でウェア選択をしたいものです。
 「これだけでも大丈夫だべ」ってのは無しですよ。

・極低温時(ドカ雪寒波が来てる時など)
 デッドエアを増やすために、厚手フリースがファーストチョイスです。
 風が吹いてくると体感温度が低くなるので、天気図、気温情報などを見て着重ねなどを判断。


ハイクとランで天候が変わる事もあるので、状況に応じてミッドを着替えたり着重ねたりします。
アウターを脱いでハイクする方がいますが、吹雪の場合に毛羽立ったフリースに着雪してしまいます。
その後にアウターを着るとミッドウェアが濡れてしまうので、できれば常にアウターを着ていた方が良いと考えます。

<オイラの装備一覧>
・高温時(春先の陽気など)
 上に着るもの:薄手フリース(長袖 or ベスト)、アンダーウェアのみの場合もあり
 下に着るもの:薄手フリースパンツ、速乾素材のジャージ、アンダーウェアのみの場合もあり


・低温時(ハイシーズン時など)
 上に着るもの:ジッパータイプの長袖フリース、フリースカーディガン
 下に着るもの:フリースのパンツ
 バッグの予備:薄手フリース、ダウンベストなどを天候に応じて入れてます

・極低温時(ドカ雪寒波が来てる時など)
 上に着るもの:厚手のフリースジャケット、場合によってはもう一枚着重ねる
 下に着るもの:厚手のフリースパンツ
 バッグの予備:薄手フリース、ダウンベストなどを入れてます

<装備選択の重要性>
動く時の快適さは、ミッドが支配してると考えても良いでかすね。
ミッドは体温だけでなく気温&気候にも左右されるので、もしも の事を考え対処しやすい組合わせ、又は予備を持っておくことが必要ですな。
ウェア装備を軽く見て薄着のみで行動すると、天候激変、気温低下などで体温維持の対処が出来ないので、着重ね用ミッドレイヤーの準備は必須です。

<装備を甘く見ると>
スキー場で散見される 超薄着で滑っている方々が居ますね。
天候が安定していればさほど問題は無いと思いますが、山は天候が激変するので、ウェア準備にベストを尽くしましょう。





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Last updated  2006/10/07 02:20:11 PM
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