moo-moo-ふぁみりぃ★

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小児科にて(2005.1.25~)更新中☆



小児科では赤ちゃん部屋だったので、安心した。607号室。なんだかラッキーな感じ。いいことありそう(単純・・・)。
いろりんのベッドは窓側をお願いしてあった。生きてるうちに外に出ることはないだろう。だったら、いつでも外が見える場所で過ごさせてあげたかった。実際には空と向かいの病棟しか見えなかった☆

初めていろりんと過ごす。楽しみだけど心配がないわけじゃない。
平気なつもりでもナーバスになっていたのだろう。
今思い返せばたいしたことじゃないのに、看護師さんにしつこく質問して困らせたりした。
夕方、NICUでお世話になった担当看護師さんがいろりんのノートを持って訪ねてくれた。「お母さん、眠れますか?」「はい。たぶん。動じない家族なので彩葉も寝るんじゃないかなあ。」と答えた気がする。看護師さんが戻ってから、ノートを読んだ。「小野さん一家なら、家族でうれしいことだけでなく、苦しいことも分け合っていける!!と強く思います。」のことばがうれしくて、泣けてきた。そんな風に見てもらえてたんだ・・・。そして、気がひきしまる。そうだ・・・。今はいっしょにいれてうれしい。でも、これから先にあるつらい事を見つめながら、残された時間を大事に過ごしていくんだ、と再確認できた。看護師さんもさりげなく覚悟を与えてくれたのだと思う。

その後、小児科の看護師さんが来て「Nっ子(NICUから上がってきた子)は夜暗いと寝ないから」とスタンドに紙を貼ってくれた。こうしておけば夜中に電気をつけてもほどほどの明るさで、周りに迷惑かけずに済むからだ。
「いろりん、そんなに繊細かなあ???その前に、私、夜中もちゃんと起きて世話してあげられるかなあ?」なんていろいろ想像した。
いろりんのミルクは3時間おき。内臓に負担をかけないため、少しずつ小分けにあげる。
小児科に移ったころは生後2ヶ月で50ml×8回だったと思う。
いろりんは経管栄養のため、22時のミルクは親がやり、1時と4時のミルクは看護師さんがしてくれた。
経口摂取(哺乳瓶・直母)の赤ちゃんのお母さんは夜中も何度も起きていたから、
「大変だなあ。いろりんは経管で体力的にはちょっと助かったなあ。」なんてのん気なことを思った。
みんなに心配された初めての夜だったが、いろりんも私もぐっすり寝た☆
やっぱり環境変わっただけで動じる家族じゃないわ、と変な自信を持ってしまった。


いろりんはいつ急変するかわからない。初めは個室を勧められた。
でも、せっかくNICUの外に出たのだからいろんな人と接しられる環境を作ってあげたい。個室に入ったら誰とも会わずに過ごすことになってしまう・・・と大部屋を希望した。
「ギリギリまで大部屋で、人の中で過ごさせたい」と。
でも、実際大部屋に移っても、初めのうちはみんなカーテンを閉めたまま。和気藹々とおしゃべりを楽しめる雰囲気ではなかった。
う~ん。ちょっと期待はずれだったけど、仕方ない。
うちだけでもカーテン開けておけば、そのうちお話できるかも・・・と着替えるときと寝るとき以外はカーテンを開けっ放しで過ごした。でも、部屋の奥のベッド。いろりんはベッドから動かせない・・・。
のぞきにきてもらわなければ、いろりんが人と接することはかなわなかった。


続きは、彩葉の一周忌が済んでからゆっくり更新していくので、見守ってやってください(^。^)/





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