Qingxiangの日々的話話

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Qingxiang

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2008年11月07日
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カテゴリ: Qingxiangのお買い物
はっきり言って、マンガは立ち読みしかせず、原則として買いません。


そんな私の「マンガは原則買わない」という行動を唯一突き崩す作家さんが1人おります。

私が唯一コミックスを購入している作家さん・成田美名子女史。

購入し始めたきっかけは、高校時代に知った『CIPHER』という作品。
幼少時より「外国語学習大好き、異文化学習大好き」だった私にとって、彼女の『エイリアン通り』以降『CIPHER』『ALEXANDRITE』と続く「アメリカを舞台とした作品群」は、緻密な取材によるリアリティあふれるアメリカがそこにあり、美しい絵で描かれる「登場人物の“人間としての”描写の深さ、重厚さ、リアルな人間くささ」が琴線に響いてくるわけであります。

ま、要するに靖子にゃん(『未来戦隊タイムレンジャー』『仮面ライダー電王』『仮面ライダー龍騎』などのメインライター小林靖子女史)の書く特撮ドラマが好きなのと同様の理由です。
「登場人物の“人間としての”描写の深さ、重厚さ、リアルな人間くささ」
が全編にプンプン漂っている作品が好きなのですね、わたくしは。



花よりも花の如く(第6巻)


で。

『ALEXANDRITE』以降の連載作品『NATURAL』とそしてこの『花よりも花のごとく』は、日本が舞台なので最初「えー、日本なのー?!」と私も含めてちょっと残念に思ったファンもいらっしゃるのではないかと思いますが、やはり地力のある作家さんは違いますね。
作品の舞台設定に左右されず、確かな世界観と確かな描写力でしっかりと作品をつむぎだされているなと感じます。

前々日の11月5日に発売されたこの最新刊『花よりも花のごとく』第6巻、お金もないのに.......いや今に始まったことじゃなくて、物心ついたときからずっとそうなんだけど......(←オイ)
ええ、お金もないのに買ってしまいました(汗)。

『CIPHER』では、「人は、傷つけられた側だけではなく、意図せず傷つけてしまったことを自覚した人間も激しく苦しむのだ」ということをまざまざと見せ付けられ、そのつもりがなくても誰かを傷つけてしまうたびに『CIPHER』を思い出してしまうことが、人生で幾度かありました。

『花よりも花のごとく』は、主人公が若き能役者という、少女系漫画では意外?かもしれない?設定ですが、伝統文化というものについて思索するには私にとっては良い作品だと感じています。
中国武術も「伝統文化」というジャンルに入る要素があるために、シンパシーをとても感じるからかもしれません。

ドラマ化されたマンガしか興味がない方にも、一度手にとって鑑賞していただきたいものだな、と思う作品です。
作者本人が実際に能にハマりまくっただけあって、相変わらずの緻密な取材力が冴える描写で能が描かれています。
もともと能に興味がなかった私でさえ、「1回くらいは舞台を観に行ってみたいものだ......」と思ったくらいですから。






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最終更新日  2008年12月15日 18時38分46秒
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