Aaya's

Aaya's "甘辛" life



フランスにこだわってお菓子を作っている店は、そのほとんどにお酒が入っている。

生クリームにも入っている。
ポピュラーなのはキルシュやコアントロー・グランマニエなどのオレンジキャラソー。たまにラムを加えたりもする。

ムースを作るにもその素材からできたお酒を加えてあることが多い。洋ナシのムースなら「ポワールウィリアムス」、カシスのムースなら「カシスリキュール」、チェリーを使えば「キルシュ」、などなど。

また、アーモンドクリームにはラム酒、チョコレート物にはラムやブランデー。

ムッシュの店で面白かったのが、ティラミスにグランマニエを加えたシロップを使っていたこと。
ムースやショートケーキなどを組み立てるとき、ムースを流す前・クリームを塗る前に必ず生地にシロップを塗る。
実はそこにもお酒が入っているものなのだが、そのシロップにグランマニエを使っていた。
ティラミスといえば、マスカルポーネ・コーヒー味・ココアがかかっている。こんなイメージだが、そこに「オレンジ風味」が入っていた。

ムッシュの店は店から工房の様子が丸見えの造りだったんだけど、その窓の棚にはビッシリと酒の瓶が並んでいて、ムッシュは自慢げに使うのなんて滅相もない高価なブランデーやらカルバドスを見せ付けていた。
今思うと、不在がちなムッシュの目を盗んでちょっと飲んでやればよかったな。惜しいことした。

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