楽天の買い物レビューで書いたことの再録(仮)

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Feb 13, 2010
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=みんなのレビュー投稿内容=

☆ よく知られた話だが「Don't You」のオファーは,最初ブライアン・フェリーのところに来ていた。彼が断り,ジム・カーのところに来たらこれが全米No.1になった。フェリーは後日この事を訊かれて「ジム・カーは良くやったと思う」とほめてるのか皮肉を言ってるのか分からないようなコメントを残している。もっとも『サンズ・アンド・ファッシネイション』あたりからシンプル・マインズを聴いていたファンなら,彼等のオリジナルの音で上手く仕上げたこの曲のヒットは自慢しても良いだろう。

☆ シンプル・マインズがマガジンの影響下にあったこともよく知られた話で,当初は数あるエレクトロ・ポップ・バンドの一つに過ぎなかった。このデジパンク盤ならDisc1の終わりの方に入っているZoomレーベル時代の曲を聴くと分かる。皮肉なことにジョン・マクガフの脱退をきっかけにマガジンが空中分解するかのように解散した直後,ヴァージン・レーベルに迎えられたシンプル・マインズは,代表作となる『New Gold Dream』『Sparkle In The Rain』『Once Upon A Time』と進むにつれ,どんどん骨太のバンドに成長していった。その初期のリリカルなスタイルからの変化の軌跡は,U2と並べ評しても悪くない。ただU2が『ジョシュア・ツリー』の世界的ヒットでワールドワイドなバンドに成長していったのとは対照的にシンプル・マインズは英国を代表するバンドへ成長していった。比喩として的確ではないことを覚悟して言えばストーンズとキンクスのような差があると思う。

☆ 実はこの盤。CDのみの洋盤を入手したばかりであったが,限定盤でCD+DVDの国内盤があると知り,入手し直したもの。洋盤ではバラバラに入手しなければならないCDとDVDがパックされていること自体,入門編としては最適と思う(ただし紙製のデジパックはパッケージのせいで隅っこがよれてしまっていて(これはお店の責任ではなくメーカーの問題)その点だけが残念だ。

=以下追加=

☆『Sons And Fascination』のLP(初版当時)のレビュアーは「The American」をマガジンの「A Song From Under The Floorboards」そっくりだと書いていた。そっくりとは思わないが,シンプル・マインズのマイケル・マクニール(キーボード)は,確かにマガジンのデイブ・フォーミュラを意識していたかもしれない。ただ『New Gold Dream』はマガジン(特に『Real Life』)やニューロマンティックスに至る前のエレクトロ・ポップ(例えばヒューマン・リーグなら『Travelogue』)の色彩が強い。

☆ 「Someday,Somewhere in Summertime」は,当時サントリーのCMで使われたため,このバンドの曲ではかなり認知度の高い作品(サントリーとホンダは本当に選曲センスが良く,ジョン・フォックスやピッグ・バッグなどCMが無ければもっと知られていなかったと思う)。日本選曲でもないこのベスト盤に選曲されたのはちょっと意外(ただ日本盤のレビューの記録以上に全英でヒットした気がするのだが)。

☆ 「I Travel」はまるでジョルジオ・モロダーといっては何だが(笑)ドイツ系のエレクトロ・ポップの系譜の音に感じた。





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Last updated  Feb 14, 2010 12:27:11 AM


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