DEL PACIFICO

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2009/06/23
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テーマ: 水中写真(510)
カテゴリ: 鹿児島・錦江湾
強行軍で鹿児島・錦江湾へ行ってきたのは

DS海案内 ・出羽氏撮影の ピンクダートゴビーの写真 に触発されたからでした。


このピンクダートゴビーSPですが、
ここ数年、錦江湾では6月ごろに現れ始め
(おそらくダイバーが潜水できる深度まで上がってくるのでしょう。)
盛夏を迎えるとともに生息深度が浅くなり(といっても40m台ですが。)
秋が深まるにつれ深度が下がり始め、11月ごろで60m台あたりになり

昨年11月に私が撮影 したのも60m台でした。)


出羽さんの話では、今年は特に生息数が多く、
数百匹単位の群れが40m台で観察できているとのこと。
「あの美しい鰭を広げた姿をなんとしても撮影したい。
 40m台なら比較的撮影時間も確保できるし、チャンスかも知れない。」
そう思っての往復車中泊行となったのでした。


錦江湾でこの魚が最も多く観察されているポイントに到着してみると
この時期の錦江湾にしては、通常よりもはるかによい透明度の海が広がっていました。
(夏場の錦江湾は、水温の上昇に伴い発生量の増えるプランクトンと、
 流入する河川からの土砂を含んだ水の影響で、

今年の鹿児島は入梅後もほとんど雨が降っていないことがよい影響を与えているようです。


これはますますチャンスかもしれないと、鼻息を荒くしながら潜水開始。
出羽さんの後を追うように深度を下げていきます。
浅場の透明度がよいので、40mあたりでも太陽光の影響が残っており、
かなり明るい海でした。



「はーっ、俺の日ごろの行いの悪さからか・・・。」涙目な私。


出羽さん、ますます深度を下げて行きます。
結局彼らの姿を発見できたのは60m台。
この日の彼らは明るすぎる海を嫌って深度を下げていたようなのです。


40m台と60m台では撮影に専念できる時間がかなり変わってきます。
幸い、この日使用したタンクは14Lで200気圧以上の満タン充填されています。
相当長くなることが予想される減圧時間を覚悟して撮影を始めました。


この日2DIVEともピンクダートSP狙いの大深度潜水をおこない、
2本計で100分を超えるお仕置きタイム中にうたた寝しそうになりながらも、
撮影したのがこちらです。


ピンクダートゴビーSP

結局、狙っていた鰭全開ホバリングは見ることさえできませんでした。



ピンクダートゴビーSP

こちらは、背鰭は一応開いていますが、残念ながら着底しています。



ピンクダートゴビーSP

最短撮影距離で撮った顔のアップです。
通常、ハゼの顔を最短撮影するには、かなりの技術と幸運が要求されますが、
この魚の場合、着底しているとほとんど動くことがないので
楽勝で撮影できます。



お知らせです。
出羽慎一氏のDS海案内のWEBで 営業再開がアナウンス されています。
また、あわせて 硫黄島へのツアーの案内 が告知されています。
こちらのページでは出羽さんが硫黄島で撮影した、
生物に詳しいフィッシュウォッチャーなら誰もが驚くような魚の写真がほんの一部ですが公開されています。



クリックで救える命がある。






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Last updated  2009/06/23 09:41:20 PM
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