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2005年02月24日
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カテゴリ: おすすめアルバム
これこそ隠れた名盤でしょ!



1979年4月にリリースされた ストラングラーズ のベーシスト、 ジャン・ジャック・バーネル の1stソロアルバム。
同年9月には本家ストラングラーズの名盤『The Raven』が発表されているのでサウンド的なアプローチは似通ったところが若干あるものの、ソロアルバムならではの“個性の際立たせ方”が尋常ではない。




70年中盤から湧き起こった “パンク・ムーブメント” は爆発的な着火力で世界のROCKの図式を一変させてしまった。 Sex Pistols、The Clash、そしてStranglersとイギリスで発火したパンクの火種はニューヨークにも飛び火し一大センセーションを引き起こした。
しかしその勢いも80年になるとわずかに燻る(くすぶる)程度になり、本来の“パンクロック”が持つ牙は抜け落ち、 形骸化・ファッション化 していってしまった。
(今、日本でひとつのジャンルとさえ言われているものに“青春パンク”なるものがあるらしい。 なんじゃそれ? 笑)


今改めて聴いてみても「なぜパンク?」と思ってしまいそうなほど彼等のサウンドは普通のカッコイイROCKである。(あれ? 極論すぎる?) ギター、ベース、ドラム、キーボードがそれぞれの贅肉を切り落としたような最低限の、そして最上級の魅力を奏で我々の耳に迫ってくる。



そんな彼等もアルバム毎に成長していき、『レイブン(The Ravin)』ではさらに音楽の幅を広げていくが、その数ヶ月前にリリースされたJ J BURNELのソロアルバムにその予兆が随分隠されていたのである。

まず1曲目 「ユーロマン」 からボク等は強烈なボディーブローを食らうことになる。 まるでお経のようなボーカルと無機質なドラムマシーンのリズム。 人間的な音は彼のベース音だけだ。 あと1レベル上げたら歪む、という段階まで引き上げられたベース音は一定のフレーズを確実に刻む。 時折入るギターはメロディーを操ることもなくまるで効果音扱いである。 フランス語のボーカルも美しさと狂気を感じさせる。

2曲目 「ジェリーフィッシュ」 はアップテンポなサイバーロック(?)とでも言えようか(うそうそ ^^;....)。 1曲目とは正反対な“乱雑すぎる”ボーカルスタイルが逆に安心感を与える。 この曲でもドラムマシーンがイイ味を出している。 

そして3曲目 「フレディー・レイカー(コンコルドとユーロバス)」 で初めて本物のドラムの音が登場する。
この曲はアルバム中ボクが一番お気に入りの曲。 イントロのJ J BURNELのベースだけで腰が砕けそうになる。 1音1音に魂が込められゴリゴリしたその攻撃的なサウンドは言葉以上に何かを訴えかける。 その後重いドラムと図太いベースラインが曲を牽引する。 重厚ななシンセのコーラスサウンドがバックを埋め尽くす。  壮厳である!  このオケだけでも失禁モノであるのに、そこにディストーションをカマせた攻撃的なボーカルがリスナーを圧倒する。 もうたまらん!
実は遠い昔このビデオクリップを観たことがあるのだが、J J BURNEL自身がでっかいトイレットペーパーのような巻紙を持ってビヨ~ンと引っぱりながら練り歩いているのだが、実はその巻紙にはこの曲の歌詞が書かれており、曲に合わせて彼が指で指しながら…でもカメラ目線という(笑) いや、でもなぜかカッコ良かった!



存在感 がもの凄くあってカッコイイですよ。 ぜひ青春パンクなんかしているお兄ちゃんたちは彼のサウンドを聴いて目覚めて欲しいですね。 君達の音は弱虫の愚痴にしか聴こえないんだよ♪  (うわっ!今日のロマネスク、毒吐きすぎっっっ @@)





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最終更新日  2005年02月25日 13時12分11秒
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