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震災から2年9ヶ月。
あの日、沢山の方が命を落とし、
そしてまだ多くの方が行方不明になっています。
どうしてあの方は亡くなって、
どうして自分は生きているのか。
ずっと思ってきたことでした。
生かされている自分をかみしめる、この月命日です。
今日は、番組(NHK仙台放送局ゴジだっちゃ!)に
宮城県警で身元不明や行方不明者を捜査されている金田班長をお迎えしました。
宮城県警でお預かりしている身元不明者のご遺体は33名。
番号が付けられて安置されているそうです。
「早く本当の名前を取り戻してさしあげたい。」と金田さん。
DNA鑑定、身長、手術跡、ほくろといった体の特徴。
見に着けていた貴金属、衣服。またご遺体から作成した似顔絵を
仮設住宅で配布したり、回覧板で回したり
実際に 警察の方が被災地に出向き、情報交換会を開催したり
あらゆる手が尽くされているそうなのですが、
なかなか身元が確認できないのだそうです。
似顔絵は、あくまでも似顔絵。
お亡くなりなったときよりも若く描かれていたり、
実際の髪型とは異なっている可能性があったりするそうです。
だからこそ大切なのが「想像力」
「●●さんの若い頃に似ているかもしれない」
「めがねをかけていたら似ている」
「この遺留品(たとえば作業服)に見覚えがあるかもしれない」
「この遺留品(たとえば時計)は、あの店で販売していた」
このちょっとした情報が、身元判明に大きくつながるのだとか。
「小さな情報でもいいので、ぜひ通報してほしい」と金田さんがおしゃっていました。
もしまわりにご家族や大切な方が行方不明になっている、という方がいらしゃったら、
こちらの HPをご紹介ください。
http://www.police.pref.miyagi.jp/hp/jishin/itai/syojihin_gazou/kikinzoku/11.13%20nigaoe%20tuika.html
「ご遺体を一日も早く、家族の元へお返ししたい」
そう願ってやまないという金田さんの思いに胸を打たれました。
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