鍋のなか

鍋のなか

09.4.11-12 下部・身延

下部温泉ドライブ 2009.4.11-12


暖かくなってきたのでそろそろドライブにでも・・・いつもは独り風任せ気の向くままにフラフラ放浪するのですが、今回は先月初めに高齢の為愛車を処分してガックリしている両親と温泉に行く事にしました。

温泉とマッサージが希望との事で、時季的に山梨の桃の花見を兼ねて山梨方面。はて山梨のどこの温泉にしようかと迷っていたら父が下部温泉希望との事でお出かけ二日前に宿の予約。
山梨はよく行くけど下部方面は行った事がありません。土地勘がない所へ車を走らせるのは不安です。


ここしばらくの週末の中央道は渋滞が見られなかったので朝8時半に地元の駅で待ち合わせ。
ところが朝起きて携帯で渋滞情報を確認するとウソだろ!?な渋滞が(;´Д`)
どうやら桃の花が咲く時季は渋滞するらしい。

かといって渋滞を予測して日の出前に出かけて早朝現地に到着するのもなぁ・・・ハイキングに行くわけでもないし。
予定のICまでしっかり渋滞している高速に乗っても仕方がないので予定を変更し、空いている東名高速で御殿場まで行く事にしました。

地元から東名川崎ICまで1時間くらい。土曜日なので仕事の車も多く、途中でコンビニに寄っているうちに東名も混み出してしまった。
それでも渋滞は海老名SAくらいまで。中央道と比べて車線が多いので渋滞しててもそれなりに車は流れる。
海老名SAでトイレ休憩。暑いくらいのいい天気。メロンのソフトクリームを買って3人で食べた。

走行中は高速脇の新緑や花を眺め、鏡面仕様のタンクローリーを追っかけたりしてたので退屈はしなかった。
伊勢原BS付近で渋滞は消滅、しかし速度は上げずにノンビリ走行。御殿場ICで降りて富士山スカイラインへ。滝ヶ原駐屯地付近に桜並木があるそうな。
桜並木の間から見える富士山が見事。路肩に停めてしばし散策して先に進む。
水ヶ塚駐車場にてトイレ休憩。面倒くさがって出さなかったデジカメも富士山の間近に来たって事でここで使用。

水ヶ塚PAからの富士山

冷たい風が気持ちいい。宿までまだちょっと距離があるので土産屋には寄らずに写真だけ撮って出発。

スカイラインを下るにつれ気温があがってくるのがわかる。町に下りたら爽やかな空気はどこへやら。日差しはギラギラで汗ベトベト。
近くに白糸の滝がある。両親は行った事がないと言うのでちょっと寄り道。無料駐車場に停めて階段を下りていくと滝に出る。滝の飛沫が顔にかかって気持ちがいい。写真撮って土産屋の方の階段を上って音止めの滝も眺める。

音止の滝

ちょっとの寄り道のつもりが思わずゆっくりしてしまったので宿のチェックインの時間の関係でこの先どこへも寄らずに行くつもりでした。
雲ひとつない青空、朝霧高原は何度も来てるけどいつも霧で周りの景色がどうなっているかわからなかったけれどすばらしい眺めであります。
が、先を急ぐあまりここいらの写真無し。車を停めて富士山をバックに記念撮影しているグループがいた。今思うと私らも撮ればよかったのかなと思ったり。

R139富士宮道路からR300本栖みちへ。中之倉トンネル手前でパーキングエリアがあると思って車を停めると本栖湖畔線と別れる交差点だった(´Д`)眺めが良いからみんな停めてるのね、しかも縦列駐車でなく斜めに停めてるもんだからパーキングエリアに見えたわけ。
ここからの眺めなのかわからないけど、1000円札の富士山。本栖湖の水も鮮やかな青色。ちょっと富士山が霞んでいるけれど眺めは最高。ちゃんとパーキングエリア作ればいいのにって思った。

本栖湖からの富士山

中之倉トンネルの先からクネクネヘアピンの連続。後で知ったがここが甲州いろは坂というらしい。
ほんとにクネクネしてて、母を少し酔わせてしまいました。その先の道の駅しもべにて小休憩。ここは農村文化公園と併設されていて、田舎の雰囲気が満喫できます。
時間があれば周辺を散策したところですが、チェックインの時刻が迫っていたのですぐに出ました。

梅の屋

下部温泉は細い1本道にあるので宿によっては駐車場が遠い場合があります。今回泊まる宿はどうなのかわからなかったのでとりあえず宿の目の前まで行ってみると目の前に駐車場があってホッとしました。
ところが砂利が深くてバックで入れようとするとスタックしてしまう。しばらくザカザカしてたら宿のおかみさんが出てきてくれた。
車は若旦那に任せてチェックイン。木造の3階建です。建物が古いので田舎の親戚の家に来た気がします。1日中汗をかいてベトベトなので早速温泉に向かいました。

温泉は従来のぬるい湯と新源泉の熱い湯の湯船が2つ並んであります。お湯は硫黄の香りもしないしスベスベでもなく癖もなくスッキリしています。湯船がそれほど広くないのでゆっくり浸かっているうちに他の宿泊客がポツポツきていっぱいになってしまいました。
女性客は好きな柄の浴衣を選べたので普段旅館に泊まっても私は浴衣は着ないのですが久々に着てみた。う~む、母のように綺麗に着れない(-゛-;)

夕食

夕飯は離れの建物でいただきました。多すぎず少なすぎずちょうどよかったです。暑かったので生ビールなぞ飲んだり。結構疲れてたのか酔いが早かった。
食後に宿の近くを散策するも特に賑やかな温泉街でないので部屋に戻って9時には寝てしまいました。夜中に何度か暑くて起きましたけどね。1、2階は涼しくても3階はさすがに暑いわけで。

翌朝は曇り空。朝市に出かけようと思ったけれどちょっと距離がありそうなのでパス。食事の時間までゴロゴロ過ごす。必ずといっていいほど朝風呂に入る両親は今回入らなかったなぁ。因みに下部温泉は東の飲泉番付で堂々の横綱であります。
他の宿泊客がどんどんチェックアウトしていくのを尻目に離れで遅い朝食。旅のスケジュールはあってないようなものだからいいのだ。チェックアウトギリギリまで居て宿泊客最後のチェックアウトでした。

朝食

前の晩では温泉街の道を山の方へ上って行こうと思ってた。でも先は林道になっているようで、バイクで再度訪れる事にして身延山久遠寺に行く事にしました。
温泉街から車で20分くらいですかね、道路標示の通りに進むと身延山入り口の総門が現れました。ここを車で通るのが何だか罰当たりな気がした。参道の途中の駐車場に停める。結構遅い時間に行った割には余裕で停められたなぁ。桜の時季が外れたおかげかも。

身延山 山門

菩提梯

まずはりっぱな三門の大きさに圧倒されまして。三門をくぐり本堂に続く菩提梯という287段の石段を登るわけですが、金刀比羅宮の785段より少ないから楽勝!という思いもハンパでない角度の石段を目の前にどこかに消えてしまった。
上り始めると一段一段の高さがあってかなりキツイ。男坂、女坂という坂道迂回ルート?に心引き寄せられる。
何度か休憩しながらなんとか上りきりました。こういうのって一緒に上っている見ず知らずの人と一体感になれて楽しく上れたりしますね。

本堂

向こうと・・・

こっちと・・・

で、まあ一通り写真撮って本堂やら何やら中を見学してロープウェーで奥の院に向かいました。
お寺じゃ食べるものがなくて困っていたところ、ロープウェー乗り場2階で何とか昼飯にありつけました。昨日はなんだかんだで昼飯食べ損なっていたので嬉しかったなぁ。

山頂

思親閣

でまあ、景色も堪能しまして、御廟所・御草庵跡に向かいます。途中の坂道のしだれ桜が綺麗でした。

西谷参道の枝垂れ桜

御廟所の方は何故かほとんど人がいません。本堂の方とは対照的です。時折吹くそよ風で新緑がサワサワと心地よい音をたて・・・。

御廟所へ

参道の喫茶店にて(レアチーズケーキとブレンドコーヒー)

山門に戻る頃には日暮れ間近なこともあって参拝客もほとんどいません。
駐車場手前の喫茶店にて糖分補給。お店を出る頃には参道のお店は閉店の準備に追われていました。喫茶店の入り口を見ると「close」の看板になっていました。
駐車場も17時には閉めちゃいます。何とも寂しい雰囲気を楽しみつつ身延離脱。
大汗かいたので温泉に浸かって帰ろう。


R52を北上してみたまの湯に向かいます。どこの温泉でもよかったのだけど、マッサージのサービスがあるかわからないので新鮮味がないけど以前行ったところへ。

みたまの湯に着くと時間的に駐車場はほぼ満車。一瞬諦めるも、奥の目立たない所に1台分空いているのを発見、何とか停められました。
浴場に入る前にマッサージの予約を済ませた。両親とも予約し、私はその間ロビーでくつろぐ事に。

ところが温泉に入ったためにかえって疲れが出てしまい、両親のマッサージを待つ間にグッタリしてしまいました。
3人揃ったところでレストランで夕食を食べようにも食欲もわかず。
そんなこんなで中央道の渋滞加減の様子をみつつ閉館(23時)まで粘るつもりが21時過ぎに帰路についてしまう。
途中のPAで時間を潰しつつ実家に帰宅したのは午前2時を回っていました。
談合坂SAから葛飾の実家まで1時間ちょっとでしたよ・・・なんだかなぁ。


今回思いつきで身延山に行きましたが、いやぁ、いいところでした。下調べなくともそこそこ見て回れましたし。
山がほとんど杉なので春先は辛いものがありますが(今回も若干杉花粉飛んでました)、私的に今度は夏に行ってみたいですね。
周辺の林道もそそられるものがありますし。ドカからオフ車に乗り換えてもいいのかなって最近真面目に考えてしまいますわ。


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