のんびりオバサンの読み聞かせ日記

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January 31, 2006
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カテゴリ: 外国の絵本
いつもちこくのおとこのこ  ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー

                あかねせかいの本


         あかねせかいの本


     ジョン・バーニンガム  さく 谷川俊太郎 やく

             あかね書房

 大好きなジョン・バーニンガムさんの絵本を見つけました。

 ちょっと変わった作品です。

 題のとおり いつもちこくするのです。

 かれの名前は ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー。



 こんな子だっているのです。

 しているのに失敗する子です。

 でも せんせいは 遅刻したのだから罰を与えます。

 いのこりして『もうわにのうそはつきません、てぶくろもなくしません。』

 と300かいかきます。

 ちこくの理由が マンホールからわにがあらわれ ぼくのかばんにかみつい

 て、てぶくろをかたっぽなげつけないとはなれなかったからです。

 信じてはくれません。まあ ふつうは信じないでしょうね。

 このおはなし このように とんでもないことに巻き込まれてちこくする

 ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー。

 そのたびに フルネームで呼ばれ 罰を与えられ、もくもくとするのです。



 表紙のうらにジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーのかいた言葉が

 模様のように使われています。

 来る日も 来る日も こんな日が続いていきます。

 ところが・・・・・!!。



 『ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー、わたしはおおきな けむ





 せんせいのほうに こんなどんでもないことが起こるのです。

 あくまで高飛車なせんせい。


 『おおきなけむくじゃらのゴリラなんてものは このあたりのやねには

 いませんよ。』

 そして ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー、もっとおべんきょ

 うしにでかけていった。

 せんせいのおどろいた表情 いいですよ。


 このラストの言葉に込められた意味 重く深い気がします。

 帰ったのでなく もっとべんきょうにでかけるのです。


 見方を変えれば  ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーは 

 この経験でおとなになったともいえます。

 せんせいだって人間なので いろいろなひとがいるのです。

 この絵本 こどもが どう感じるか 未知数の部分があります。

 訳者が谷川俊太郎さんですので 読んでいると言葉のリズムがいいのです。

 ないようも とんでもないおはなしですから それだけでも おもしろく

 ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーのように 罰を受けた子ども

 達が共感するところも。

 そして このはなしの展開に 子どもは成長するものだし、いつか 真実は

 表にでるものだということ。

 信じてもらえないことのつらさ もくもくと我慢して 言われたことをする

 ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーの姿に自分の姿をみるのです

 この絵本を調べていたら 感想がいろいろ出ていました。

 みんな 違うのです。

 それだけ 考えさせられる絵本といえます。

 でも そんなこと 考えないでも 面白い絵本です。

 このユニークなおはなし 楽しんでください。

 あとは 自分の好きなように感じてください。

 それが いちばんです。



いつもちこくのおとこのこ


 ジョン・バーニンガムさんの絵本は 読んだあと 何かが残ります。

 私は それが好きです。

追伸:家族に読ませたら また 違った解釈でこの絵本の感想を言って

   いました。 いろいろな感想があり どれも その人がこの絵本で

   感じたことなのです。

   上はわたしの 感じたことです。

   皆さんがどう感じるか それぞれが真実だと思います。

   本当に いい絵本だと思います。





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Last updated  February 1, 2006 07:39:00 AM
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