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2006年04月13日
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カテゴリ: 漫画感想
思わせぶりキング、思わせぶり大王浦沢直樹氏の手塚治虫作品へのオマージュもしくはリスペクトした作品、「PLUTO」のコミックスを読みました。

ちなみに、豊崎由美氏によると(by「文学賞メッタ斬り」)、オマージュ(フランス語)は対象に「うっとり」くっついてる感じで、リスペクト(英語)は対象と「キリリ」と距離感を持ってる感じらしいです。

Pluto(1) Pluto(2) Pluto(3)
↑ゲジヒト     ↑アトム     ↑ウランちゃん
絵はきっぱり浦沢風。アトムのあの髪型が良かったのにぃって人も大丈夫。ちゃんと2箇所、さりげに髪の毛はねてます(笑)

さすが浦沢作品、相変わらずなスリリングな展開が素晴らしいです。で、同時に思わせぶりな台詞も満載(笑)
アトムにしろゲジヒトにしろ、登場人物全員にはっきり喋れ!もったいぶんな!と思わず首根っこつかんで前後にぶんぶん揺さぶりたい衝動にかられることうけおい。「モンスター」とか「20世紀少年」もそうなんだけどさ、思わせぶりな台詞を書かせたら、この人、日本一じゃないですか?


犬塚我区(byみえるひと)さん曰く、鳥に愛が語れるか!と同じ勢いで1と0(の2進法)で愛が語れるか!というのはロボットものの永遠のテーマですが(ひょっとして、今時2進法とか言ってるのは古いですか?)、今や数字もバカにできない。( 「フェルマーの最終定理」を読もう!←「博士の愛した数式」の参考文献  面白いぞ!(≧▽≦)☆)
万物の根源は数でできているというのもあながち間違いじゃないと思えてくる今日この頃。
「ロボットが人間と同じように思考する」というのは、なかなか興味深いテーマです。
ちなみに、手塚治虫と双璧をなす石ノ森章太郎のキカイダーなんかは、同じテーマに取り組んでまして、結構考えさせられますねえ。そのうちレビューを書かねば!あ、また、脱線してる。

原作を浦沢風にアレンジしまくって、主人公もアトムから原作では脇役のゲジヒトを持ってきてストーリーは展開します。どうでもいいですが、ワタクシ、「PLUTO」を読むまで、プルートゥとアトラスがごっちゃになってました。(←アホだ)
そういや、鉄腕アトムを原作といいつつ、黒澤監督の「七人の侍」もベースにあるかな?「七体のロボット」だし。

ところで、この「PLUTO」でものすごく感動ってーか感心したエピソードが、アトムが自分はサーカスに売られたって言うところでして。原作では、ギャグなんだかシリアスなんだか、笑って好いんだかどうなんだか悩んでしまう名シーンですが、 「究極超人あーる」 でも思いっきりギャグにされてたっけ。(サーカスに売り飛ばすって発想が時代を感じさせるよなあ。この場合のサーカスは、イメージとしては見世物小屋ですね。)
このシーンが浦沢直樹の手にかかれば、かけねなくものすごいシリアスに!しかもやっぱり思わせぶり!(笑)このシーンに続くアトムのやっぱり思わせぶり(笑)なシーン(一人、ゲジヒトを思って涙を流す)と抱き合わせて、「PLUTO」名シーンの一つですね。

それにしても、この作品を読んでつくづく思うのが、手塚治虫氏のご子息、手塚眞氏が素晴らしい決断をされたなってこと。手塚治虫氏の絵柄ではなく、浦沢さんのオリジナル絵で書いてほしい、これはなかなか言えないんじゃないか?偉大な先人の遺産を食いつぶしてるだけな方々も多々いる中、普通なら、そんなもん、手塚治虫と同じ絵で書かなきゃ認めらんねーよ!ケッとか言ってもおかしくないよ。う~ん、かっこいいぞ。


豪華版も出てるみたいですが、う~ん、気になる。くっそう、商売上手いなあ。
4巻も楽しみ\(o⌒∇⌒o)/ (そういや、ウランちゃんは出てきたけど、コバルトお兄ちゃんは?)

ちなみにこれが豪華版→ PLUTO 1 (1) 【豪華版】 PLUTO 1 (2) 【豪華版】 『PLUTO 豪華版(3)巻』<描き下ろしマンガ(小冊子)付>



それにしても、最近漫画をよく買ってるなあ。
かつては、ジャンプ、花とゆめ、コミックノーラ、APC、ファンロード、ニュータイプを定期購読し(何か変なのも混じってますが・笑)、サンデー、マガジン、スピリッツ、キング、アフタヌーン、ララ、ボニータ、ムー等など(やっぱり変なのが混じってる・笑)を立ち読みし、月に買うコミックスは15冊!な勢いだった大バカ野郎でございましたが、あの頃ブログをやってたら、毎日毎日漫画レビューだったんだろうなあ。あ、アニメも腐るほど見てたっけ。

そういえば、コミックノーラ、ご存知の方いらっしゃいますか?
今まで、あれを定期購読してたっつー人なんか見たことないですが、あの雑誌はラインナップがすごかった。
だって、安彦良和の「ヴィナス戦記」に石ノ森章太郎の「サイボーグ009」に聖悠紀の「TWD EXPRESS」にこやま基夫の「おざなりダンジョン」に長谷川裕一の「マップス」。他にもたがみよしひさとかあさりよしとおが書いてたっけ。あっ、岡崎武士もいた!で、なんといっても衝撃はあさぎり夕。大昔、雑誌「なかよし」で、眼鏡を外してみつあみをほどいたら超美少女というべたべたな少女漫画に夢中になってた(そんなかわいらしい時もありました)自分としては、もうびっくりどっきり唖然呆然。だってものすんごい18禁漫画だったんだもんよ。で、その後、BL系小説のレーベルで名前をみかけたせいで、懐かしさのあまりうっかり立ち読みして悶絶したっけなあ(笑)
って、何の話をしてるんだか。





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最終更新日  2006年04月13日 21時37分40秒
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