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新刊コーナーで シリーズ4冊目
を見つけて、噂の銀河ヒッチハイクガイド、読んでみるか!と思い立ち、手に取りました。
ストーリーは全く知らなかったので、表紙からクジラメインの話かと思いきや、全然違います。
看板に偽りありじゃん!!
(←勝手に勘違いしたくせに)
銀河バイパス建設のため、ある日突然、地球が消滅。
どこをとっても平凡な英国人アーサー・デントは、最後の生き残りとなる。
アーサーは、たまたま地球に居た宇宙人フォードと、宇宙でヒッチハイクをするハメに。必要なのは、タオルと“ガイド”―。
シュールでブラック、途方もなくばかばかしいSFコメディ大傑作。
登場人物たちのアイロニーとウィットに富んだ会話にはさすがイギリス!ブラックユーモアてんこもり!という感じでした。←さすがイギリス!と勿体ぶって言ってますが、ジーヴスシリーズ(感想は こちら
からどうぞ)くらいしか知らないんですけどね。(←え?)
SFの古典的名作(原書がイギリスで出版されたのは1979年。)とのことですが、コンピュータが喋るたんびに記録テープを吐き出すってのに時代を感じました。さすがに紙は出さんだろ(笑)
あと、宇宙船でラジオを聴いたりするんですが、SFにラジオが出てくるって妙な違和感が・・・・・・
↑ちなみに、このラジオ、聞くためにはラジオのあるだいたいの方向に手を振りーあとは祈るだけなんだそうです。何だそりゃ(笑)
とはいえ、SF作品ではあるので、ちゃんとそれっぽい描写もあります。
「ごくわずかな有限不可能性であれば、強力なブラウン運動発生機内に原子ベクトル記録機を懸吊るし、バンブルウィーニィ第五十七番亜中間子頭脳の論理回路をそこに接続するだけで生成できるし・・・・・・・・・」
なんて箇所を読んで、うおお、訳分からん、これぞSF!と思いきや、続く文章で
「そんな有限不可能性生成機は、パーティで座を盛り上げるためにしょっちゅう利用されていた。不確定性原理にのっとり、女主人の下着の全分子を同時に三十センチほど左にずらすのである」
とオチをきめてくれるという(笑)山田君、座布団1枚持っといで!なノリでさくさく話が進みます。
ネーミングセンスも素敵で、例えば、銀河系最強のお酒の名前は
「汎銀河ガラガラドッカン」
←かなり効きそう♪
ストーリー的には、途中で「猿の惑星」パターン?と思いましたが、成る程、ちゃんと捻ってありました。ネタバレかもしれないので反転→ イルカが2番目にえらい
とか、ちゃんと伏線はあったものの、思いっきり読み飛ばしてたよ!
教訓: 軽妙な文体に騙されるな!伏線に注意しろ!!
まあ、伏線がいろいろはってあるといっても、最後のなし崩し的な話のまとめ方には正直唖然としましたねえ。もう、読んででビックリです。
え?え? えええええええ?Σ( ̄ロ ̄lll
みたいな(笑)
とは言え、随所随所に散りばめられたSF的小道具や魅力的なキャラクター、宇宙的規模の深遠な真理の探究といった大風呂敷の広げっぷりなどなど、ヨーロッパ各国で根強い人気を誇っている、というのも頷ける、奇想天外、豪放磊落なSF作品でした♪
ハードSFというわけではないし、文体も重くはないので、SFが苦手な方でもさくさく読める作品じゃないかと思います。
ちなみに、主人公達が乗る宇宙船〈黄金の心号〉の記録テープをわさわさ吐き出すコンピュータですが、日本が誇るSF作家(と個人的には思ってる)神林長平氏の 「敵は海賊シリーズ」
の海賊課フリゲート艦A級コンピュータのラジェンドラを連想してほくそ笑んでしまいました。
まあ、ラジェンドラの方がよっぽど出来がいいんですけどね(笑) (っていうか、ラジェンドラが、かっこよすぎるってだけかも。 お勧めです♪)
ところで、この銀河ヒッチハイクシリーズはもともとは新潮文庫で刊行されていたんだとか。
絶版だったのが、ディズニーで映画化に併せて、新訳の形で再出版されたとのことですが、不覚にもこの本を読むまでそんなことは全く知りませんでした。
機会があれば、新潮文庫の旧約版や映画を見てみたいなあ。
最後に、お気に入りな箇所を抜粋。
主要人物の一人、元銀河帝国大統領、ゼイフォードを評して曰く。
「他人を油断させるために馬鹿のふりをしているのか、自分で考えるのがめんどくさいので人に考えさせるために馬鹿のふりをしているのか、何がどうなっているのかほんとうにわからないので、それを隠すためにとんでもない馬鹿のふりをしているのか、あるいはほんとうに馬鹿なので馬鹿をやっているのか。」
・・・・・・・・・一言、馬鹿だって描写するためだけに、ここまで回りくどい言い方をするか?
かーなーり!好みかもしれません(笑)
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