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2006年07月21日
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単に動く城を書きたかっただけだろ、っていうか、城を動かしたかっただけだろ!で、その城をぶっ壊したかっただけだろ!
と映画館で思わず大声で突っ込んでしまいそうだった「ハウルの動く城」、テレビノーカット放映を見ました。

宮崎駿にとっての美形っておかっぱ……?な疑惑がぬぐいきれない(笑)←だって、千と千尋の神隠しのハクとハウルって同じ顔じゃんねえ。

どうしてもひっかかってた木村拓哉のハウルですが、改めて見ても、違和感ありありでございます。やっぱりプロとしての声優さんだったらもっとうっとりさんだったのに、という気持ちはぬぐいきれません。ただまあ、木村拓哉のハウルもどうしようもないくらいの目を覆うような代物じゃなかったので、及第点か。(←えらそう)

↓ダイアナ・ジョーンズ版ハウル(ルックスはジブリ風・笑)↓
うわあ、お馬鹿さんっぽい(爆)それにしても、やけにハウルがいい男ですねえ。しかも無駄にけだるいよ!
原作じゃあ頭の中がお花畑男なのに!ナルシーなとこは相変わらずですが(笑)
ソフィもやけに落ち着きまくってます。ほんとに10代なのか?
原作じゃ赤毛で意地っ張りで癇癪持ちのくせに!
ハウルの緑のネバネバを目にして泣くとこは思春期ばりばりな感じですが、その後、しっかり掃除するソフィはやけに冷静です。もちっと慌てようよ。呆れようよ!だって 緑のネバネバ なんだよ?(笑)


かわいいよかわいいよかわいよの一億万倍だよっ!キャラに関しては大満足♪

あとですね、ソフィにかけられた魔法が、ソフィの感情に揺れにしたがって老婆になったり若い女性になったりしますが、これって、実はソフィにも魔法の資質があるということを暗に示唆してるわけで(つまり、ソフィの感情が逆に荒地の魔女がかけた魔法を支配している)、この描写はアニメならではだなあと感心きりでございました。

と、褒めるのはこのくらいにして(←え?)、改めてこの作品を見て、原作が大好きな自分としては、声を大にして言いたいところが盛り沢山。
【追記】 友人と電話で喋ってて、目から鱗がぼとぼと落ちることを教わったので追記しました。
なる程ねえ、どうも原作に囚われすぎてたようです。

1つ目 は、そもそも原作タイトルを「魔法使いハウルと火の悪魔」から「ハウルの動く城」に変える意味が分かりません。城が動くのはあくまで添え物であって、ハウルが火の悪魔と契約をして、人間としての心を失っていくことこそがメインでしょ?その大事な「火の悪魔」をタイトルから外す意味が分からん。
2つ目 は原作ののどかでちゃらんぽらんで意地悪な(←誉め言葉)な雰囲気を削ってまで、戦争シーンを入れたかった意味が分からねえ!そうゆうメッセージは別にいらない。
戦争ものを描きたいなら、原作じゃラスボスの荒地の魔女を小物にしてまで、何もダイアナ・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔」を持ってくる必要なんか全然ない、と思うわけです。
【追記】 荒地の魔女が単なるおばあちゃんになったのに文句を言ってたら、友人に生から死までの人間の強欲を体現してるんだと教わりました。年をとって人間性は丸くなっても、持ってうまれた欲だけは変わらないってことを皮肉ったキャラクターなんだと。
ほええ~。

3つ目 。運命的な出会いってのも別にいらない。ソフィとは実は幼い頃出会っていたっていうのも、ハウルとソフィが、運命的な出会いというイベントをこなさないと恋人同士にはなれないのか?と思っちゃうじゃないか!

【追記】 ここは運命的な赤い糸的エピソードとして必要だったんだと言われました。
「現実に赤い糸なんて存在しないんだから、アニメで現実逃避しないでどうすんの!現実ににないものをアニメに求めるんじゃない!だから、これはこれでいいの!」と言われました。
ちょっと、納得。
ちなみに、ソフィもね、魔法使えるんだよと言ったら盛大に拒絶されてしまいました。ソフィは普通の平凡な女の子だからいいんだと。でも、魔法使えるって思わなきゃソフィの外見がころころかわったり、案山子が王子になったり、カルシファーに火をかけても消えなかったり、ハウルの心臓戻したりできないはずじゃん!と言ったら、全ては 「愛の力」 のせいだと返されました。

愛の力は偉大です。

4つ目 。城を動かすのに、城壊しちゃう必然性って・・・・・・・・・・・・・・・・・・何?
【追記】 カルシファーの魂が弱まったから、城が壊れちゃったと解釈するらしいですね。
やっぱり原作の呪縛から逃れられないせいか、カルシファー自身が消えないためにハウルと契約したくせに(←原作)、なんで魂が弱まったりするの?とか思っちゃうから、余計謎だったようです。

とまあ、宮崎さんは、はっきり言って動く城以外はどうでもよかったんじゃないの?と思わざるを得ません。
という訳で、冒頭にも言ってるように、

単に動く城を書きたかっただけだろ、っていうか、城を動かしたかっただけだろ!で、その城をぶっ壊したかっただけだろ! という心からのツッコミに繋がるわけですね(笑)

そうは言っても、宮崎駿氏の原作の改変については、原作者のダイアナさんは全て了承するどころか賞賛されたそうなので、文句を言うのもむなしい。
これはもう、あれですね。原作とは全く別!パラレルワールドなんてレベルですらない全然別個のものとして捕らえるべきなんでしょう。

で、原作の存在なんてうっちゃって1本の映画として見た場合、戦争使って無理やり話を終わらせた感が辛いです。
「戦争」について、詳細が描かれてないのはわざとなのかもしれないですが、そのせいか、ストーリーにとっての「戦争」の必然性が今一わかりません。
あんなに簡単に終わっていいのか?( ̄□ ̄;)!!
その「戦争」を担う人物として描かれるサリマン(原作じゃレティとラブラブ)も、とにかく謎。
単にハウルに執着してるだけのロリコンなおばさんにしか見えんがな。
だいたいさあ、 「ばかげた戦争」 だってわかってんなら、さっさと止めろよ!

キャラクター萌え(ハウル萌え、ソフィ萌え、マルクル萌え、王子萌え)するには充分すぎるほどのできばえではあれど、 1本の映画としては、数あるジブリ作品の中でもランクは下かなあ。
【追記】 友人からいろいろ示唆にとんだ言葉をいただきまして、ちょっと見る目が変わりはしましたが、この評価は変わらず。


ちなみに、マイフェイバリットジブリ作品は、ずばり興行的には振るわなかったらしい「天空の城ラピュタ」です。
ラピュタやロボット兵の造詣といい、適役の悪逆非道っぷり(「人がゴミのようだ)」といい、ドーラのかっこよさといい、ストーリーもきれいにまとまってて、ピカイチ!☆(≧▽≦)☆

魔法使いハウルと火の悪魔



ところで、ゲド戦記!岡田くんは大好きなんですが(木更津キャッツアイラブ!☆(≧▽≦)☆)、初めてアレンの声聞いて、正直、木村拓哉とどっこいどっこいのような気が・・・( ̄□ ̄;)!!→ 原作「ゲド戦記」の感想

【追記】しーなさんの日記にあった ハウルの動く城Q&A がものすごく参考になりました。
成る程ぅ!ものすごく不親切な作品だってことが良く分かりました(笑)





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最終更新日  2006年07月21日 23時32分14秒
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