わんころりん☆にゃんころりん

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2014年02月27日
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カテゴリ: 【東日本大震災】
東日本大震災:
乗り越えた、未来乗り越える ゴンタがいる、大丈夫 孤独も不安も−−
仙台・元シャンソン歌手

毎日新聞 2014年02月27日 東京夕刊



【以下転載】


仙台市若林区の仮設住宅団地の一室に、黒ペンで「丹野礼子 ゴンタ」と書かれた表札が掛かっている。
東日本大震災で自宅と職場を失った丹野礼子さん(64)は仕事が見つからない。
1人暮らしの孤独と見通しの立たない不安を抱える中、心のよりどころは7歳の雄猫ゴンタだ。

 「ニャーオ」。午前8時、耳元のゴンタの声で目が覚める。
ご飯の催促だ。
渋々起きて餌をやり、抱き上げて一緒にテレビを見ようとすると、ゴンタは足元で寝始める。

 「マイペースで私のことはほったらかし。でも、いなくてはならない彼氏みたいな存在だよ」

 高校卒業後に上京し、シャンソン歌手として全国のキャバレーなどを回った。
26歳で結婚して宮崎県に移ったが、離婚を機に約10年前、地元の仙台に戻って1人暮らしを始めた。
温泉施設の調理場で1日8時間働き、週1〜2日の休みは「ただ寝るだけ」。
そんな暮らしに彩りを与えたのは、生後2カ月で職場の友人にもらったゴンタだった。
たらいのお風呂で温まる姿や、いたずらを叱るとこうべを垂れる様子に「また子育てをしているみたい」と元気が出た。

 あの日、自宅アパートで大きな揺れに襲われた。
こたつの中で震えていたゴンタと、ケージを抱えて外に飛び出した。
全壊と認定された部屋に戻ると、歌手だった時の写真はしょうゆまみれになり、10着あったステージ衣装は割れたガラスの破片でボロボロになっていた。
ゴミ袋にまとめて処分した時「青春が終わった」と思った。

 職場も津波に流された。
震災後の働き口はなく、貯金は底を突いた。
生活保護を受けながら、ボランティアにもらった米などで食いつなぐ日々。
「仮設を出たら家賃はどうやって払おう」「いずれ人知れず死んでしまうのでは」。
そう考えると睡眠薬が手放せない。

 不安を和らげてくれるのはいつもゴンタだ。
帰宅の度に必ず玄関まで迎えに来て、足に前脚をのせて甘えてくる。
餌をねだる時は甘え上手だとあきれながらも「1人と1匹で生活していくんだ」と前向きになれる。
「ゴンタは震災を乗り越えた家族」との思いで書いた表札。
これを掲げられるペット入居可能な復興住宅に移りたい。
それだけが希望だ。



【転載ここまで】


一方 ある方のブログ

助けられず!ゴメンなぁ・・・と題したブログを拝読して来た




あの日から 3年間・・・・ 
飼い主といつも一緒に乗っていた車に下に 拾い集めてきた飼い主の衣類と共に生きてきた
太郎くん 5歳、雄♂
体には無数の傷があったそうな
少ない餌で生き続けられたのはひたすら飼い主の帰りを待ち続けるという使命を感じていたのだろう

太郎くんもその一生を静かに閉じて逝ったそうな・・

天国で再会できたのなら 積もる話は沢山あるだろう
きっと苦労とは思わず 待ってたんだよ! 偉い? って笑って話す・・・


犬とはそういう生き物・・・

津波 原発被害 天災と人災が奪っていった日常は 戻ってこない・・・











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最終更新日  2014年02月27日 23時30分39秒
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