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2005/04/26
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長かった。けれど,おもしろかった。

今回は,

P.D.ジェームズの「殺人展示室」

について。

ペーパーバックサイズ(新書よりやや縦長)の上下2段組で455ページと,かなりの量である。

しかも, 全体の約1/3である137ページまでは ,誰も殺されない(ってやはり自分は「殺人が好き?」)!

だから退屈か? というと,そんなことはないのです。

深夜の読書日記(緋沙子さん) の記事の中にも「130ページ越えるまで何一つ 犯罪がおこらないミステリで読者をひっぱれるのはたいしたもんです」とあった。まさにその通りなのですよ。

ハムステッド・ヒースのデュペイン博物館の存続をめぐる3人の兄弟(長兄,次兄,妹)の確執を軸にして,博物館の職員それぞれの事情,博物館のボランティア,祖父が博物館に絵を騙し取られたという青年などについて語られ,緊張感がだんだん高まっていくとともに,それぞれが「犯人」になる可能性の種があちこちにばらまかれていく。





いよいよ殺人が起こる。
殺されたのは 博物館の存続に1人だけ反対していた次兄のネヴィル (次からは名前も黒で書きます)だ。

「女の顔を覆え」(シリーズ長編第1作,日記は  こちら )で主任警部だったアダム・ダルグリッシュも,すでに数作前から警視長に出世している。
第1部の冒頭で,彼は友人に誘われ,偶然デュペイン博物館を見学するのだが,そこは,第1次大戦と第2次大戦の間にテーマを絞った博物館で,その中には凶悪事件を集めて展示した通称「殺人の部屋」がある。

ネヴィルはガレージの自動車の中で焼き殺されるのだが,それは,「殺人の部屋」に展示してある「ラウス事件」を思わせるものだった。

担当するのはもちろん,ダルグリッシュのチーム。これは,博物館長ジェイムズ・コルダー-ヘイルの「特殊任務」のせいであった。

捜査は進み,いろいろな事情が明らかになり,読むほうにとっては,第1部で出てきた人物に無駄がなく,誰にも怪しく思える点があることが明らかになる。

この捜査のため,ダルグリッシュはケンブリッジからロンドンまで出てきたエマに会えなくなり,恋愛の行方が前途多難に。

ここまでが,第2部「最初の被害者(11/1~11/5),p303まで」。
残りページは全体の1/3程度。


第3部「第2の被害者(11/6~11/7),p382まで」

第4部「第3の被害者(11/6~11/7),p455まで」 では,第2部でネヴィルが殺されたとき「謎の人物」だった男の正体が明らかになり,決定的な証言が得られる。
そして,最後の事件が起こり,いよいよ解決となるのだが,ダルグリッシュには,第3部末あたりで,すでに犯人がわかっていたようだ。

ダルグリッシュにわかり,ほぼ同時に犯人ではない関係者の1人にもわかり,ダルグリッシュの部下にもだいたいわかっていたらしい犯人が,ちっともわからなかった。

それについては, その2 で改めて書くことにする。

登場人物などをフリーページの P.D.ジェームズメモ(殺人展示室) に簡単にまとめてありますので,ごらんください。
P.D.ジェームズの他作品についての日記は,フリーページ  読了本(海外)  (P.D.ジェームズ)からごらんください。


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Last updated  2007/01/19 04:50:17 PM
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