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2005/09/03
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いくつかの日記に記事があったことと,時代背景にも興味があった(「御宿かわせみ」とも重ならないが近い)ので読んでみたのが,

翔田寛の「消えた山高帽子」

だが,今回は期待が大きかっただけに,残念ながら「イマイチ」だったかな?

主人公の探偵は チャールズ・ワーグマン
文久元年(1861)英国のイラストレイテッド・ロンドン・ニューズの特派通信員として来日し,その後,横浜外国人居留地に暮らして,「ジャパン・パンチ」を発刊し,明治24年(1891)に58歳で横浜に没した実在の人物である。

横浜居留地で「謎」の出来事が起こり,それを探偵役ワーグマンとワトソン役の医師ジョナサン・ウィリスのコンビが解明していく。

それぞれの謎と解明は,「怪奇」とか「密室」とかおおげさに構えるでもなく,「なるほど!」や「やはり!」で話がなめらかに進んでいき好感が持てた。

ただ,残念だったのは,ホームズ役,ワトソン役の2人の顔が全然見えてこなかったことと,横浜居留地の様子が見えてこなかったこと。

前者に関していえば,ワーグマンが通訳もして,推理もして,まとめの記事も書くと,やや万能すぎて,医師ジョナサンがかすんでしまった感じがする。


後者については,高橋克彦の「いじん幽霊」のほうが,時代は少し違うが,生き生きとかけていたと思う。
「比べるな!」との声も聞こえそうではあるのだが……

とまあ,きつめに書いていますが,決して途中で投げ出した本ではありません。
ということで,続編も読んでみようと思っているし, オススメの1冊 でもあるわけです。

翔田寛の他作品についての日記は,フリーページ  読了本(日本)  (翔田寛)からごらんください。

次の日記も読ませていただきました。
ミステリの部屋(samiadoさん) 未来の予定~ラビ的(みっつ君さん)


ワーグマンについては, 有鄰 No.440 P4 「チャールズ・ワーグマンが語る 横浜外国人居留地の生活」 に記事がありますので参考にしてください。

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Last updated  2007/01/19 08:27:07 PM
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