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2006/01/15
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カテゴリ: 森博嗣
A海峡大橋とよばれる全長4000メートルにも及ぶ白い橋。
その主要構造であるワイアを支えるアンカレージという建築物の中に,非常時には核シェルタともなる「バルブ」と名づけられた多目的観測所があった。

森博嗣の「そして二人だけになった」

では,そのバルブの入口が海水で満たされ,完全に密室状態になった中で,閉じ込められた科学者,建築家,医師などが次々と殺されていく。

密室ものというよりは孤島ものといった作品。

ペア に意味が出てくると思っていた。天才物理学者で財閥の御曹司でもある勅使河原潤と異母弟,美人の秘書森島有佳と双子の妹,手がかりとして残される2つずつのボール(木と粘土,レンガとモルタル,鉄と鋼,金と銀)。

バルブの中の連続殺人の犯人を一生懸命考えた。 勅使河原潤 にしかできない犯行だと思えたので,やはり,隠し通路か隠し部屋があって,途中で人が入れ替わったとまで考えた。

新聞記事で大橋崩壊の様子を知ったのちの推理にはうならされもした。

ああ,しかし,しかし……。

真賀田四季 のことを考えると,天才とはやはりそういったものですか……。ふぅ~。

と,してやられた感じ(って読んでなきゃ,わかりませんよね)だったが,こういった展開も好きだ。

とくに,宮原和弘による「解明」ののちに最後の殺人事件が起きるという構成が余韻を残してよい。

日本語タイトルとともに,「Until Death Do Us Part」という英文タイトルも,内容にはまっていてとてもよかった。

森博嗣の他作品についての日記は,フリーページ  読了本(日本)  (森博嗣)からごらんください。




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Last updated  2007/01/18 09:45:15 PM
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