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2010年01月17日
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カテゴリ: 映画ドラマ




実は、初夏に見なかった『剱岳 点の記』を見たかったのです。

映画の日に、迷ったのですが、『ハゲタカ』のほうを見ました。これもよかったのですが、家で見たところ、『剱岳 点の記』こそ、映画館で見るべきだったと反省。

『剱岳 点の記』は新作なため、他の旧作との組み合わせではないと、料金が高くなってしまう。

久しぶりにゆっくり見ていると、『(ハル)』を見つけました。

『(ハル)』。

知っている人は少ないでしょう。森田芳光監督による1996年春公開の作品です。

当時、Win95が発売され、約半年。インターネットではなく、パソコン通信の時代。

その時期にフォーラムからメールのやりとりを通して出会っていく男女の話なのですが、メールを画面全面にだし、それを中心にしている実験的な映画でした。米でヒットした『ユーガットメール』より早い時期に製作されたものですが、あまりに時代を先取りした実験的要素が強かったためか、興行的には失敗でした。



当時、主演の深津絵里や内野聖洋も有名ではなかったのですが、これを映画館で見たときには、PCの前でセリフなく僅かな表情の変化のみで表現する二人をみて、この二人はヒットするし、生き残ると感じました。今や、二人とも演技派ですね。

また、二人が初めて出会うのは、あっという間にいってしまう新幹線の窓からです。

しかし、その映像はスローモーション。

スピードの時代である現代においては希薄な人間関係と、時間をかけながら積み重ねる人間関係との差を象徴していると思います。この映像はラストにも使われるので、映画を象徴している映像といえるでしょう。

そして、予想はつくのですが、ラストはリアルに出会います。しかし、ラストで「はじめまして」。監督の手腕が光ります。

森田監督は、この作品以来、オリジナルを出していませんでしたが、昨秋に約13年ぶりにオリジナルを出しています。『家族ゲーム』など、この監督の作品は実験的で時代を先取りする作品が多く、しかも映像が丁寧なので、好きです。

パソコン通信といい、携帯がなかったり、今となっては時代遅れかもしれませんが、当時としては理解されにくかったのかもしれません。

ハリウッド映画とは対極に位置するような静かな映画ですが、小津作品に連なるような静かな日常の映像で引き付ける映画で好きな映画の一つです。

おっと、すっかり『剱岳 点の記』のほうが、おいてけぼりになってしまいました。また今度ということで。









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最終更新日  2010年01月17日 10時12分04秒
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