OFF ZONE 別館

OFF ZONE 別館

PR

×

プロフィール

ソミュラ

ソミュラ

カレンダー

コメント新着

ソミュラ @ Re[1]:今年もありがとうございましたm (__)m(12/31) こんばんは、らっぷちゃんさん >こち…
らっぷちゃん @ Re:今年もありがとうございましたm (__)m(12/31) こんばんは~♪ こちらこそ、色々、あり…
ソミュラ @ Re:こちらこそ!!(12/31) こんばんは、氷翼さん >やっぱり色々走…
ソミュラ @ Re[1]:今年もありがとうございましたm (__)m(12/31) こんばんは、きららさん >いろいろ勉強…
ソミュラ @ Re:お疲れ様です!(12/30) こんばんは、氷翼さん >もーホントギリ…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年10月
2026年09月
2026年08月
2026年07月
2026年06月
2008年04月29日
XML
カテゴリ: CDさ行
本日の感想は、かなり長くなりますが。おつきあいいただけますと、幸いです。

しなやかな熱情

Atis collectionCDしなやかな熱情

あらすじ・・・ 個展に失敗した秀島慈英は、画壇での居場所や創作意欲などの全てを失い。傷心のままに長野にあてのない旅行に来ていた。
その閑静な住宅地で起こった殺人事件。ひょんな事から犯人と間違えられた彼は、おそろしく整った顔の刑事・小山臣と出逢うのだった・・。

キャスト・・・ 三木眞一郎(秀島慈英)×神谷浩史(小山臣)

風間勇刀(秀島照英)、中村秀利(堺和宏)、金光宣明(鹿間)
小林和矢(落合浩介)、鈴木清信(御崎)、関山美沙紀(御崎(妻))
中西英樹(アナウンス)、葉山達也(通行人A)
寺谷美香(通行人B)、鷹觜巽(刑事)

感想・・・ 慈英・臣シリーズの第一弾です。
作者の崎谷さんは、正直得意な方ではなかったので(子供の領分の全員サービスで購入した雑誌で、たまたま読んだお話が「うわ・・これ、苦手!」と思ったら。作者さんが崎谷さん。その苦手意識がつきまとっておりまして)ドラマCDが出ると知った時にも、アウトオブ眼中状態でした。


感想を書くレビューサイトさんでも大絶賛であった事から、へぇ・・と思ったのがきっかけです。しかも、強くお勧めされてネットショップでこのCDをチェックしたなら、売り切れ状態が長く続いておりました。
人間って不思議なものと言いますか、売り切れていたりすると。途端に気になりません??飢餓感が募ると言うか、すぐに聴くことが出来ないとなると焦ると言いますか・・。
そんないきさつがあった矢先に、ブログで親しくしていただいて居る方から、メーカー通販を利用したなら番外編のCDプレゼントもあるよ・・・と教えていただき。3作を一気に購入して聴く事になりました。
シリーズ3作ともが、2枚組だったので。とりあえずは(2008年4月に)第一弾を聴いたのですが。

いや・・びっくりしました。とにかく丁寧に作られている!!と言うのが一番に来ました。こりゃ、大絶賛の嵐も納得出来るわなぁ・・・と頷いてしまうほどに。
その出来映えの良さに、しばらくは他のCDを聴いても「物足りない!!」となる後遺症が残ってしまい、正直困りました。

天才画家の慈英を演じた三木さんと、明るく短気だけど美しく淫靡な臣を演じた神谷さん。
豪放磊落な従兄弟の照英の風間さんに、一筋縄ではいかないだろう後見人の堺役中村さん。もう、どの方をとってもキャストはぴったりですし。
音がね、ガヤや効果音の全てに嘘がない。とても丁寧に丁寧に作られていて。
これなら2枚組で、この値段払っても惜しくはないわ・・・となるほど。

しかし、どう書いたら良いのか・・・

自分でも、何が落ちてこないのか。何が納得していないのか?が分からなくて。何度CDを聞いてもすっきりしなかったのですが。
原作を買って、読みながら聴いた時に「あぁ・・・」と落ちてきました。

1枚目と2枚目の差が、自分の中で受け止めきれていなかったのですね。1枚目が、二人の出逢いである事件ややりとりを丁寧に描いていて、何時になったらベッドインするんだ?(゜゜)\バキッ☆とすら思ったのに。2枚目に入ったら、いきなりそちらの嵐かい!!おい!!人物が変わってしまったかのような乱れっぷりなんですけど・・・(^^;と思ってしまって。

確かに、慈英は臣の顔を美しいと認め、その一挙手一投足に目を奪われる。絵が描けなくなっていた彼が、臣の素直な褒め言葉を受けて犯人の似顔絵を描く。彼が画家として復帰する鍵となるのは、おそらくは臣にあるのだろう・・・と思わせてくれます。
そこには、慈英から臣への気になる存在から好意をもって見ている相手に変化していくのは分かるのですが。

臣はどうなんだろう?と。

臣の設定が、前科こそはないものの綺麗な顔を利用しての援助交際をしていた不良少年で、男が好きな人だったにしても。臣はいつから慈英を男として認識していたのだろう?どこから慈英の事が好きになっていたのだろう?
お話は慈英視点で描かれているために、臣の気持ちの動きが今ひとつだったんですね。

唯一の目撃者である慈英。犯人が狙うかもしれない可能性がある事を考えず、側に居ながら怪我をさせてしまった。犯人扱いして尾行するような真似もした。普通なら、怒られて当然の相手はちっとも怒らない。むしろ自分を見て笑ってしまう。それもとても穏やかな笑顔で、「顔が自然に笑ってしまうんですよ」と言ってのける。
「お育ちがあれだから」相手に謝罪する方法をそれしか知らないにしても。2枚目でいきなり迫っていくシーンと、1枚目の明るい少年のような臣との差。その変貌ぶりに戸惑ったなら、本を読んだら書いてあった(大笑)。

正確には、同名タイトルの文庫に収録された(臣視点で描かれた)「さらさら。」にその答えが半分以上は載っていたのです。
臣は最初から、慈英が好みのタイプで一目惚れしていた。ノーマルだと分かっていても、好きになってしまって押し倒したが。その理由付けが「けがをさせてしまったから」だったと・・。。でなければ、普通は相手が引く。そして傷つくのは「淫乱」と思われるだろう自分。だから、何も言わせようとしない悲しい臣。
一方の慈英の方は、文庫(本編)の中で。モノローグに出てこないシーンでの食事シーンなどで臣への気持ちが描かれていました。
あぁ・・・なるほど。ちょっとした瞬間に、臣へのエロティシズムを感じてはいたんだ!押し倒されて、そうなっちゃったわけじゃないんだ・・・と言うストンと落ちてくる納得感。

これらをふまえて聴いたなら。
細かい心情の機微を感じ取ることは、確かに厳しいことかもしれませんが。
なぁんだ!声優さん達はちゃんと演じていらっしゃるじゃないか・・・ごめんねぇ・・そこまで聞き取ることが出来なくてm(_ _)m。

お話としては、一番最初に聴いた時に
「悲鳴が上がった方向から走ってきて、ぶつかった男」の事をどうしてすぐに思い出さないかなぁ。・・でもって、それを早く警察に言ってしまえば。容疑から逃れられるのに!とジリジリしました。
しかも、いくら絵の事以外はどうでも良いと言ったところで。容疑者扱いされて尾行までされたら、もっと怒るでしょう?うーん。
そして、身体を繋いだことで知ってしまった相手への気持ち。その気持ちを伝える事が出来ないままに、ずるずると続く関係がもどかしさがマイナスポイントです。

しかし。逆に考えたら。慈英がすぐに犯人と思しき男の事を思い出して、その容姿を伝えていたなら。彼が臣の賛辞のもと絵を描く事はなかったわけですし。すぐに手配されていて、臣が慈英の後をつけ回していなければ、あの大捕物にはならなかった。
おぉ・・・・こうして考えると。マイナス要素でさえも、プラスに転じてしまう。
また、気持ちをなかなか伝え合うことが出来なかったのは、まぁ・・じれったい二人のこれから先始まる長い関係の要にもなってくれるでしょうし。そう考えると、本当にマイナスがない(大笑)。
褒めすぎかな?と思えるくらいに、良く練られていてOK!

声優陣は、言うまでもない!ですね。
天才肌の画家さん。他の事にはなんら興味を持てず、他人との接し方が分からない慈英の三木さん。ほんわかとした喋り口が、この人なら「尾行されても、おっとりと許すかな?」かもしれない何よりの説得材料でした。慈英の視点でお話が進むために、モノローグと台詞とで沢山喋っていらして。本当にご苦労様でしたと頭を下げたくなります。
一番「おぉお!!」と思ってしまったのは、臣と一緒に定食屋さんに入ってからの不機嫌丸出しの慈英の八つ当たりのシーンです。何の補足もなくても、うわぁ・・・八つ当たりやんけ・・大人げないったら・・・と思わせてくれました。
一方の臣役の神谷さんは、2枚目ではほとんど喘いでいらして。その淫蕩なシーンはドキドキしてしまいました。1枚目の明るい元気な青年との落差が、またなんともはや・・お見事なまでに素晴らしかったです。
崎谷さんで苦手な「ぐちゅぐちゅ」が一回ありましたが(^^;。801シーンになると、素直な子供に戻っている状態なのに、肝心な事は頑として口にしようとしないシーンの素に戻るシーンなど。もう数えていけば、両手両足でも足りないくらいです。
個人的に(本当にごくごく個人的に)ツボだったのが、病に倒れてしまった御崎さん役の鈴木さん。わぁ!!久しぶりにお声を聴きました!なんだか、ふんわり丸い方のようで、嬉しかったです。

あと、Atisさんの作品は。インターさんで活躍されていたあの方がプロデュースされていますが。本当に、音に嘘がない。
冒頭の長野駅に到着する新幹線車内のアナウンスに始まり。降り立った時の音で、初秋か晩冬?と思ってしまいましたし(正解は、早秋だそうです)同じ食べ物屋さんでも、駅前のカフェと定食屋さんのガヤが違う。バスが来た時も、台詞で説明しなくても道の向こうにバスが見える。
これまた個人的に「おぉ」と思ったのは、実は無銭飲食?となる蕎麦屋のシーン。会話だけで見事に蕎麦屋のオヤジさんに肩入れしたくなりましたもの(大笑)。あれじゃあ、胡散臭いって。
本当に効果音で町が見えるんです。目をつむって聴いていると、情景さえ浮かぶ。
久しぶりに台詞以外にも音で感動してしまいまして。

声優さんにしても、音響監督さんにしても。あぁ・・・本当に良いお仕事をされているなぁ・・と思ってしまいましたわ(^-^)。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年04月29日 20時08分08秒
[CDさ行] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: