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ハチャメチャ精神科医 伊良部シリーズの第二段。相方を信じられないサーカス団員、尖端恐怖症の暴力団、ノーコンになった野球選手、いけない事をしたい医師、以前の作品とかぶっていないか不安な女性作家 の5編の短編集。シリーズ一作目の「イン・ザ・プール」より力が抜けていて、三作目の「町長選挙」よりもストーリーが練られており、バランスが取れていてシリーズの中では一番良いです。やってはいけないことをやりたい気持ちって誰にでもあると思うので「義父のヅラ」は多くの人が気に入る作品ではないでしょうか。またいつも医師以上に傲慢な看護婦ですが 今作品では少し良いところも見せて 新鮮味があります。おすすめする方 :精神科医にかかろうかと思っている方おすすめしない方:周りにヅラの人がいる方5段階評価:★★★★
2008/01/30
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「今日から父さんをやめる」という父のひと言から始まる ある家族の物語。物語に出てくる家族は過去に少しトラブルがあり、母親は家を出て一人暮らしをしている家庭で、それぞれ自立しているがお互いを思いあう気持ちが自然で優しい。ある意味 理想的な家族にも思える。全編通してほほえましく進んでいく・・・が、それだけではすまないほろ苦い部分もあったりする。幅広い年代がそれぞれの立場で家族を想いながら読める一冊です。映画化されているので是非観たいです。おすすめする方 :人生の大切な物がまだ見つからない方おすすめしない方:シュークリームに卵の殻が入ってるのは嫌な方5段階評価:★★★★★
2008/01/29
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先日 検察より死刑が求刑されました。よほどの事が無い限りは刑を免れる事は難しい気がします。何か言いたいわけでも責めたいわけでも擁護したいわけでもないですが・・・ただ哀しい。親はきちんと「子」を育てるべき。親はきちんと「子を育てる事ができる子」を育てるべき。親はきちんと「「子を育てる事ができる子」を育てる事ができる子」を育てるべき。親は・・・ずーーっと古から続いてきた連鎖。今回の加害者の場合は その連鎖がどこかで歪んでしまった最悪且つ最終の結果。加害者が極刑をもって罪を償う事に全く異論は無いですが・・・突然変異でいきなり連鎖を歪ませたわけではないはず・・・彼女を育てた人、彼女を育てた人を育てた人・・・連鎖を歪ませた人たちにも罪の一端はあるのではないか。たった一度きりの人生なのに 30年程度の悲しい生活と、事件を知る全ての人からうける憎悪と、いつまで続くかわからない塀の中の生活だけが人生の全てとなる加害者に対して 同情でもなく哀れみでもなく怒りでもなく・・・この世に生まれ出た同士として、ただ哀しく感じます。たった一度きりの人生なのに・・・。
2008/01/28
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そろそろ買いたいなと思っているデジ一眼ですが・・・この春は各社エントリー機がいくつか発売されます。先日 ペンタックスのK200DとK20D、キャノンのEOS KISS X2の発表があって、あくまでも噂ですがニコンのD60とソニーのα300とα350、オリンパスのE-410とE-510のマイナーチェンジ版も出るそうです。画素は1000万程度でじゅうぶん、AFは遅くなくて精度も良く、できれば防塵・防滴ボディーで、上下バリアングルのライブビューがついて、家族も使えるように小さめ&オートでも使いやすく&手ぶれ補正付&高感度に強い&ゴミ取り付き、レンズはできれば安め、できればボディの値段も安め。と、我が儘な条件で見ていくとそれぞれ一長一短あって どれも買えなくなってきそうです。まだ発表されていませんがα300が一番近いかもしれません。キャノンの資産がほんの少しあるといえばあるのですが まぁそれに拘るよりも気に入った物を買おうかと思っています。D60、α300が出揃って 値段がこなれてくる夏のボーナス前くらいが狙い目でしょうか。
2008/01/26
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見世物小屋(バス)で見た氷漬けの河童の秘密を知る「アイスマン」、タイムトラベルで友人を助けようとする「昨日公園」、フクロウ男が子供を殺害する江戸川乱歩風の作品「フクロウ男」、死者と共に生きる「死者恋」、罪悪感を感じている(いた)相手があるマンションのベランダに見える「月の石」の不思議な物語5編からなる短編集。どの作品も語り口調で少し重いです。気に入ったのは「昨日公園」、「月の石」・・・ドラマにしても良さそうな作品です。ちなみにレビューを書いたらいきなりブラウザがかたまりました。これも都市伝説の呪いでしょうか。おすすめする方 :不思議で暗い雰囲気をもった作品が好きな方おすすめしない方:「ホウホウ」と聞くと「チュウチュウ」と答える方5段階評価:★★★
2008/01/26
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書籍レビュー系のブログで知合った二人。大阪弁の彼と障害を持った彼女が不器用に心を通わせていく物語。大きな障害を持った人が身近にいないため 今まで意識したことがなかったが、心を通わせるという事は思わぬ壁を感じたりするものなのかもしれない。物語の中で主人公の男性が「自分は障害を持っていないが他の事で苦労をした」と語る部分があるのだが、それってそんなにハンデなのか?と不思議だった・・・自分も同じ経験をした事があるが、それをトラウマのように感じた事がなかったから・・・。この作品は「図書館内乱」という作品と繋がっているらしいが 未読なのが残念でした。おすすめする方 :「図書館内乱」を読まれた方おすすめしない方:大阪弁が嫌いな方5段階評価:★★★
2008/01/25
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サッカーの兄と陸上の友人 二人の天才アスリートを身近に持つ高校生が、サッカーを諦めて陸上に打ち込む物語。スポ根長編ドラマ・・・のような作品です。読んでいてわくわくして、どんどん次を読みたくなる作品。ただしストーリーは平凡。また、才能を持った登場人物には感情移入しにくかったです・・・自分の個人的な問題かもしれませんが。余談ですが 主人公の友人がヨーロッパへ旅行した際に知り合った女の子より「あなたは何が得意?何を目指しているのか?」と尋ねられますが、日本以外では当たり前である「目標を持って生きる事」が今の日本に一番かけている事だと感じました。おすすめする方 :一つでもとりえのある方おすすめしない方:何も才能が無いネガティブな方5段階評価:★★★
2008/01/24
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実在の事件がベース。医療ミスを題材にして人は如何にしてミスを隠そうとしスケープゴートを作り上げるのかを描いた「針」、「池田小児童殺傷事件」を題材にして犯人が犯行に及んだ背景を語った「スターバート・マーテル」、「女子中学生高速道路放置殺人事件」をベースにした援助交際では殺害された女子中学生の哀しみを描いた「鏡」、作家(柳田邦夫氏でしたっけ?)の息子が精神を病んで自殺した際の苦悩を描いた「ディアローグ」の4編の短編集。「針」では責任を逃れるために事実を偽装する事は、ほんの少し運命の悪戯やどうしようもない背景のもとでは誰にだって簡単に起こりうるという事を感じた。自分自身ずっと理解不能のままであった「池田小児童殺傷事件」に一つの解を示した「スターバート・マーテル」に強い衝撃を受け、読んだ後でしばらく背筋が凍るような印象をもった。「鏡」では今の子供たちの危うさとそれを利用する大人の汚さがよく描かれていた。また「ディアローグ」では子を持つ親として感情移入するとともに子を育てる難しさを改めて感じた。何か大きな事件が起こると 多くの人は特殊な人間やだめな人間や弱い人間の過ちであると考えて自分とは遠い世界の事だと結論付ける。でも実際の犯罪や事件を起こす人は特殊な人ではない。それを痛切に感じさせてくれる一冊。おすすめする方 :犯罪は遠い世界の事だと思っている方おすすめしない方:重い内容の本が苦手な方5段階評価:★★★★★
2008/01/23
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大手から中堅まで殆どの会社がやっていた古紙配合率偽装。一社だったら大変だったでしょうが「皆で渡れば怖くない」状態になってしまいました。中には「品質がいいものを安く作って何が悪い!?」とおっしゃった方もいたようですが・・・環境問題はまったく無視した逆切れですね。ただ、そうは言っても企業の目的は利益の追求ですから・・・古紙を使った方が原価が安くなるような政策を国が取っていないのも責任ありだと思います。余談ですが、2008年の年賀状は日本郵政グループがかなり力を入れてPRしていました。それがだめだとは言いませんが、年賀状のサイズを半分にするとか・・・紙の使用を減らす努力があってもいいのではないでしょうか。
2008/01/21
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特殊な能力を持った子供の絵を発端に過去から現在まで繋がっている事件を追う物語。9年前に「模倣犯」の事件で精神的に大きな傷を負ったフリーライターが、子供を亡くした母親から依頼された調査を進めていくうちに、ある事件の奥に潜んでいる暗闇をのぞいてしまう。長編だがどんどん読み進むことができます。子供の非行に関わる親・どうしようもない親族を持った人達の苦悩・将来を考えない子供の判断など、今 日本が抱えている問題に焦点があてられています。ただし ミステリーであるのに超能力や直感に頼って、それが正しい着眼だったりする事に違和感を感じます。また読み飛ばしてしまったのかもしれませんが、当初 提示された謎のうち最後まで解決していないものがあるのも気になりました。そういう意味でストーリー全体が練られておらず纏まりがないように感じました。おすすめする方 :細かいことが気にならない方おすすめしない方:「模倣犯」を読んでいない方5段階評価:★★
2008/01/20
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債務超過の日本を救うべく バブル崩壊以前にタイムスリップして バブル崩壊をとめるという物語。邦画で同じ様にタイムマシンが出た映画には「サマータイムマシン・ブルース」がありますが、それなりに名の売れている役者を使ったこの作品と若手ばかりを使った「サマータイムマシン・ブルース」とは両極端にあるように思えます。平凡なストーリ+見飽きた役者・・・ちょっと退屈かもしれません。また、バブルの頃を少し再現していますが なんとなくぴんとこないです。おすすめする方 :薬師丸もしくは広末ファンな方おすすめしない方:C級映画が苦手な方5段階評価:★★
2008/01/16
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遠く台湾で事故にあった父親と日本で一人 父の帰りを待っている12歳の娘。その娘の前に現れた不思議な女性。家族・信頼・夢などを突き詰めた物語。前半3分の1程度読むと誰でも物語の背景がわかるようになっています。怪談小説・・・というカテゴリーには入れにくい作品。ドラマ化されたそうです・・・観てはないのですがこの作品の持つ独特の雰囲気を表現しきれているようには思えないです。おすすめする方 :雨は嫌いじゃない方おすすめしない方:最近 誰かに恋人を取られた方5段階評価:★★★
2008/01/16
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ビギンが創ったギターやウクレレに似た弦楽器「一五一会」をフューチャーしたアルバム。「涙そうそう」や「恋しくて」等のオリジナル曲が入った別アルバムもあるが こちらは洋楽スタンダードナンバーを集めた作品。ビギンらしく癒される作品になっている。<収録楽曲> ・風に吹かれて ・イン マイ ライフ ・ムーン・リバー ・ラ バンバ ・サマータイム ・シー オブ ラブ ・スタンド バイ ミー ・この素晴らしき世界 おすすめする方 :癒されたい方おすすめしない方:沖縄風じゃなければビギンじゃないって方5段階評価:★★★★★
2008/01/12
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対テロ新法案が衆院本会議で強行採決されました。与党としては「捩れ状態の国会ではあるが、捩れた頃の勢いが野党にも無く、野党は国民の支持を得ていない」という判断でしょう。おまけに野党第一党党首が採決前に本会議場から退席するという敵前逃亡的な行為まであったわけですから、この強行採決に胸を張って異を唱える者はいなくなったということですね。国民も信頼できる野党がないので 何もいえない。野党の党員はローカルな場では「与党の横暴を許すな!」とか訴えるでしょうけど 世論を動かすほどの力も無く、単なる負け犬の遠吠え。健全な二大政党制再建はまだ遠いようです・・・それまでこの国はもつのか?ちなみに「対テロ新法案」については意見をもちません。国際的な責任を果たす大切さもわかりますが、それ以前に国力低下へのテコ入れが優先する気もします。
2008/01/12
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乗客240名の乗った飛行機が沖縄の空港でハイジャックされるが、その最中に乗客の一人が謎の死を遂げる。ランキングなどで評価が高かったため、期待して読んだからか少しがっかりな内容だった。ある目的のためにハイジャックをするのだが、登場人物それぞれが色々な幻想を抱く。その目的故の殺人があったり色々な事件は起こるのだが、その目的が現実離れしているためにいまいちピンとこなかった。おすすめする方 :とりあえず評価の高いミステリは読んでおきたい方おすすめしない方:推進力の強い思想が苦手な方5段階評価:★★★
2008/01/12
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バイクを通じて時を越えた出会いや別れで心を通わせる人々の物語。7編の短編集。北海道をツーリングしたり、レースに参加したり、親から受け継いだバイクに乗ったり、過去に大きな事故を起こしたり・・・様々なライダーが登場人物として出てきて、バイク乗りならかなり楽しめそうな作品です。短編はそれぞれ一つの短編として成り立っているが、登場人物が少しずつ絡み合っているので、全て読み終えると一つの長編ともなる。ただし前半と後半の雰囲気が異なっていることや、前半で感じたある登場人物の好印象を後半であっさり否定してしまう記述が残念。一つの長編としてみた場合に、最後の二編は違和感を感じます。おすすめする方 :バイク好きな方おすすめしない方:最近リストラされた方5段階評価:★★★
2008/01/10
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女性一人が亡くなった複合交通事故。後日 何者かに襲われて事故の記憶を失った加害者である主人公が事故の背景を探る。「変身」「分身」とともに東野さんの変貌三部作(勝手に命名)的な作品。少しホラーっぽい要素もはいっています。偶然ですが昨日は福岡飲酒事故の判決が出た日で、この作品の中でも作者は10万円の窃盗と人一人が亡くなった事故との刑罰がそれほど変わらない事を問題として挙げている。おすすめする方 :「変身」「分身」が気に入った方おすすめしない方:マネキンが苦手な方5段階評価:★★★
2008/01/08
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タイトルである「I love you」を主題にした男性作家6名(伊坂 幸太郎,石田 衣良,市川 拓司,中田 永一,中村 航,本多 孝好)の短編集。中には少しタイトルとずれている作品もあるような気がするが、大切な相手を失いつつあったり、一歩踏み出すためのきっかけを探していたり、いままで意識していなかった身近な相手の良さに気付いたり・・・と、現実にもよくありそうな物語ばかりです。どんな人もどこか共感できる作品があるはず。またトップの伊坂さんとトリである本多さんの作品は どちらも心地よさを残す良い作品です。男性作家が書いた作品だからか 弱い男性、凛とした女性という組み合わせが多いのですが、これも現実によくありそうな・・・でしょうか。(笑)おすすめする方 :大切な相手を見失った・・・もしくは見失いつつある方おすすめしない方:白熊と香水が苦手な方5段階評価:★★★
2008/01/07
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