グシャグシャ

グシャグシャ

2006/10/08
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カテゴリ: レビュー(書籍)
社会に出る不安を抱えながらも「その気になりゃ、なんだってできるんだ」と愚直に頑張る様々な個性を持った5人(6人?)の大学4年間の物語。作者の作品である「チルドレン」や「陽気なギャングが~」系統。

名言が織り込まれたシャープな文体 でいくつかの小さな物語に拡散し最後は見事に集束する・・・伊坂氏らしい隙の無い一冊。またキャラクターの描き方が上手く、主人公達はもとより「そうすればいいと思っていたところだ」の藤堂の父までリアルに感じられる。

余談だが、この作品は直木賞候補にあがったが受賞できなかったとの事。この作品を下した森絵都「風に舞い上がるビニールシート」や三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」も読みたくなった。

おすすめする方 : 社会という″砂漠″いる昔 学生だった方、″砂漠″に囲まれた″オアシス″にいる学生の方
おすすめしない方: 特になし

5段階評価: ★★★★★

砂漠





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Last updated  2006/10/08 07:48:49 AM
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