グシャグシャ

グシャグシャ

2007/04/21
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カテゴリ: レビュー(書籍)
元副大統領アル・ゴア氏が環境問題について訴えた映画「不都合な真実」の書籍版。過去の平均温度推移、氷河や南極の状況、台風・竜巻などの気候災害増加、森林破壊の実態などをデータとして、国別の環境への取り組みや個人で何が出来るかなどを訴えている。


環境破壊に関する写真やグラフが多くて読みやすいため圧倒される。ゴア氏の姉が肺癌で亡くなっており、その時の模様なども記されているのだが、。気候変化は緩やかに思えるかもしれないが地球の長い歴史規模で言えば極めて短期間の変化であり、その認識が国・企業・個人ともまだまだ低いようである。
また米国で考えるとブッシュ氏やライス氏は石油会社と関わりが深く、京都議定書への不参加など評価できない点が多い。タイトルはそういった人達への警鐘の意味があるようだ。ただし、米国でも州ごとの意識は改善しつつあるらしい。

個人で出来る事は多くある。
 ・遠い未来の事ではなく今起こりつつある事の認識。
  例えば選挙などでは「自分が一票くらい入れなくても~」という事を言う人がよくいるが、
  環境については一人一人が確実にやらなければ自分達に未来はないという事。

  二酸化炭素排出の少ない自動車の選択、資源回収やゴミ分別、無駄な電気消費減少、
  白熱灯を蛍光灯に変える、電力は太陽光や風力で得る、木を植える etc
 ・多くの人達への伝達
  周りの人への環境アピールなどなど

既に資源回収・ゴミ分別や白熱灯の廃止は実施しているが、自動車を次に買い替える時は低公害ディーゼルかハイブリッド車を選びたい。それが難しければ排気量は少なくとも2000cc以下に抑えたいかな。買い物に行く時は袋を持って行くとか、環境に取り組んでいる政治家を選ぶとか・・・自分もまだまだ出来る事は多そうです。

余談ですがこの本は物理的に大きく重い。寝る前に少しずつ読むと腕が鍛えられます。また、最近 排気量の大きな車に乗ってる人がアホに見えるようになりました。という自分も今現在はまだアホですが。(汗)

読むべき方   :全ての方
おすすめしない方:なし

5段階評価:★★★★★






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Last updated  2007/04/21 03:13:13 PM
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